ゼニス

1969年に誕生した時計の歴史に名を残す自動巻きクロノグラフムーブメントの「エルプリメロ(El Primero)」
その精度の高さに心踊らされた人も数多くおられたかと思います。直後にクォーツショックにより一時危機的な状況まで追い込まれましたが、復活のカギはやはりこのエルプリメロでした。美しい機械が時を刻むその様は時計好きの心を強く惹きつけ今ではゼニスの代表的なムーブメントになっています。
エルプリメロは1969年に作られたものをベースにマイナーチェンジを繰り返しています。追加機能やデザイン面、パーツなど試行錯誤しながら、それぞれ個性的なモデルに搭載されています。
ムーブメント製造に置いて一流の技術を持っているゼニスは、ジャイロスコープモジュール「グラビティ・コントロール」を開発するなど、常に業界の最先端を行くムーブメントを発表しています。
そして2017年にゼニスは更に進化を遂げたムーブメントを発表しました。
「エルプリメロ9004」です。2017年バーゼルでゼニスは「デファイ エルプリメロ21」を発表しています。そこに搭載されているムーブメントがエルプリメロ9004です。
2000を越えるクロノメーター認定ムーブメントを作っているゼニスの新作は、従来の30mmから32mmになりやや大型化しましたが、部品数は少なめになっています。その分機能面をアップしていてクロノグラフ振動数は1/100秒の精度を実現しています。これは従来の10倍のエネルギー消費量になりますが、パワーリザーブは、以前から変わらない50時間とスペックが上がっていることが証明されています。
さらに自社だけでなく、所属している「LVMH」グループによって開発されたヒゲゼンマイを使用、これにより15,000をはるかに超えるより精度の高いムーブメントになっています。
搭載されている「デファイ エルプリメロ21」は、チタンケースやセラミナイズドアルミニウムケースが採用されています。進化したエルプリメロ9004を搭載したデファイ エルプリメロ21.は、新たな革命を起こしたゼニス渾身の腕時計となっています。
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