Wネーム
どんなブランドにも全ての製造において自社で行っている事は少なく製品の一部を他のメーカーで補う事も珍しくありません。コストパフォーマンス、技術、歴史において安定した製品を供給するために提携している会社もたくさんあるようです。その中にも敢えてメーカーやブランドが協同して1つの製品に2つのネームを付けるWネームというものがあります。ファッション、アパレルブランドの中では近年ごく当たり前のようにこのWネームが使われておりネームバリュー、限定モデルなどには欠かすことのできない存在となっております。別の名ではコラボレーションとも言われており付加価値が付く場合も珍しくありません。これは時計界でも似たようなことがありますが入手困難となるモデル、あまり付加価値が付かないモデルなどさまざまです。
パテックフィリップにもWネームが存在しております。現在までにスイスの高級宝飾店ギュベリン、アメリカを代表する宝石ブランド・ティファニー、スイス最大の筆記具メーカー・カランダッシュなどがありますが現行モデルで製造されている時計はティファニーだけになります。パテックフィリップとティファニーが初めてコラボレーションしたのは1851年に遡ります。この頃日本では江戸時代になりますがチャールズ・ルイス・ティファニーが共同経営者達から経営権を買取り「TIFFANY&Co」に改称した時代ともいわれております。提携を結んでから160年以上の誇らしい歴史の中には、ティファニーの旗艦店で展示会が開催された際にも貴重な歴史的タイムピースを輸送、特注モデルを製造するなど世界最高水準の芸術的な時計を製作し続ける関係がよくわかります。代表的なモデルとしてはマニュアルカレンダーRef.5150「T-150」があり2001年に両者のパートナーシップ150周年を称して製作された世界150本限定時計になりますが後にとんでもないプレミアが付くとは誰も予想しなかったそうです。もともとはごく一部の顧客からの注文により製造されていたWネームですが今では予約で5〜10年くらい要するそうで本国であるアメリカの支店のみの販売になるそうです。通常モデルより高値で取引されておりその中でもノーチラス、アクアノートに施されているWネームは特に人気が高く一生物の時計にするにはお勧めの品物になります。時計ブランドと宝飾ブランドの歴史あるコラボレーションを是非堪能してみてはいかがでしょう。
コレクター必見のアイテムになりますので中古でもプレミア価格で販売されており、業者間でもなかなか流通量が少ないのが特徴的です。マルカでは付加価値の高いWネームも取扱いしておりコレクター同等の特別な知識で拝見させて頂いております。同じ価値観を共有できる買取専門店だからこそ高額査定に自信があります。創業以来質屋から始まったMARUKAでは東京、京都、大阪、横浜を拠点としておりますが宅配買取り、出張買取りでもご利用頂けます。パテックフィリップ買取、その他時計買取ならMARUKAへどうぞ。