パーペチュアルカレンダー
腕時計を選ぶ際はデザインを重視される方も多いと思いますが時計愛好家の中にはブランドを信頼して時間以外の機能に重点を置いて購入される方も少なくありません。近年ではインターネットで数万円も出せば日本メーカーの永久カレンダー機能が付いたモデルも購入できるくらい世界の腕時計に対するクオリティ、コストパフォーマスンは上昇しております。その中でも高嶺の花と呼ばれている時計があります。
パテックフィリップのパーペチュアルカレンダー(Ref.5496、Ref.5159、Ref.5940、Ref.5139、Ref.5140、Ref.5136、Ref.5039)は世界中の時計ファン、コレクター、専門家、著名人から絶大な支持があります。高級時計で世界最高峰ブランドとされるパテックフィリップのハイエンドモデルと称されており、見た目は古典的でシンプルなラウンド型にベゼルは鏡面仕上げまたは、クルド・パリベゼルと呼ばれている細やかなピラミッドを碁盤目に刻んだ装飾が特徴的です。この装飾はアブラアン=ルイ・ブレゲが考案したパリの石畳の街路をイメージしたとこから命名され最高級レベルの職人技とも呼ばれておりカラトラバにも採用されております。
パーペチュアルカレンダーは日本語訳として永久カレンダーとも呼ばれています。30日で終わる月や31日の場合、閏年でも機械に万年暦がプログラムされており自動的に切り替わる機能が搭載されています。機械式時計としてはかなり高額になる場合が多く、常に可動させていないと再度日付をメーカーにて調整する手間と費用が掛かる場合がありますので購入にはある程度機械式時計に対する理解が必要になります。今では多くの時計ブランドに永久カレンダー機能を搭載したモデルを展開していますが、1925年世界で初めてパテックフィリップが腕時計である永久カレンダーモデル(Ref.97 975)の製造に成功しました。それからレトログラード式になるRef.860 182を1937年に製作し、Ref.1526を1941年に発表後、後継機としてRef.2497、Ref.2438、1960年代に少数のみ生産されたRef.3449がありここまではすべて手巻きのムーブメントになります。この時代から永久カレンダーの分野を牽引してきた存在となり数々のムーブメントによる特許を取得しております。モデルの中にはダイアモンドがセッティングされた種類もあり宝飾時計として存在感のタイムピースといえるでしょう。
世界三大時計の中でも購入金額が高額になりますが売却価格もかなり高値になります。査定されるには時計を専門的に観てくれる買取店でないと思わぬトラブルになります。MARUKAは創業70年の歴史ある質屋が母体、高級機械式時計の扱いに慣れたなによりも自身が時計好きの査定士が多数在籍していますので、パテックフィリップ買取に自信があります。