マニュファクチュール
腕時計を選ぶ際に一生モノになるかもしれない高額で販売されているブランド、機能はさほど変わらないが自分へのご褒美として購入できる位の価格帯などがあります。高級時計は必ずとも機能に比例した販売価格ではない事、ドレスウォッチにも貴金属、宝石などがセッティングされており希少性も一律ではありません。完結で答えるとブランドバリューといえばそれまでかもしれません。それだけだと時計本来の魅力が薄れますので少し細分化すると、ブランドメーカーには自社一貫製造している「マニュファクチュール」という時計用語があります。時計に携わるパーツを自社で製造し組み立てるという意味ですが厳密に定義があるわけではなくほとんどのブランドメーカーは「デザインと外装・ムーブメントは自社で製造している」という解釈が一般的です。このマニュファクチュールに属しているのはパテックフィリップ、バシュロン・コンスタンタン、オーデマピゲ、ジャガールクルト、ゼニス、ジラールペルゴ、セイコー、ショパール、パネライ、ランゲ&ゾーネ、ロレックス、グラスヒュッテオリジナルなどがあり独自のオリジナリティを追求できるかわりにコストが上がるデメリットがあります。
マニュファクチュールに対してムーブメント・パーツなどを他社から供給・製造している事を「エタブリスール」と呼ばれております。これは分業体制に向いており複雑な独自性は発揮しにくいですがコストパフォーマンスに優れているとされております。
パテックフィリップ(PATEK PHILIPPE)ではマニュファクチュールに分類されているので当然ですが販売価格は高騰します。一流の時計技能士、クラフトマン、設備費、開発費が織り込まれておりますがそれらに値するほどの価値は十二分にあると思います。時間を確認するだけの腕時計ではない事をパテックフィリップ(PATEK PHILIPPE)は自ら証明し牽引していく魅力があります。所有者の多くはただのタイムピースではない事に購入後気付かされる事が多いようです。流行に左右されない古典的なデザインは物足りなさを感じるかもしれませんが機械式時計では間違いなく最先端の技術と多岐に渡る歴史があります。時計ブランドの中でもよほどの事がないかぎりモデルチェンジしないのはバウハウスによる哲学で合理的主義、機能主義的な芸術を指しているのかもしれません。パテックフィリップ(PATEK PHILIPPE)の価値を理解するには多くの情報が必要になりますがそれもまた時計愛好家の楽しみではないでしょうか。
ブランド時計は所有感が満たされると次に欲しいモデルが必ずと言ってもいいほど出てきますが買い替えの際売却のタイミングがあります。それはメンテナンスが必要な場合、円安の時期なら比較的買取り価格は高くなります。マルカでは最先端のデータで他店にはマネできない高額査定をしており、質屋由来の確かな鑑定眼でお品物をお取り扱いさせて頂きます。ご来店頂く店舗は東京、京都(質屋)があります。宅配や出張でもMAX査定をしておりますのでお気軽にご利用下さいませ。