パテックフィリップ

ブランド時計にはさまざまな意味が込められたデザインが数多くありますがほとんどの方がその理由をあまり理解しないまま購入されることが多いようです。インスピレーション、カラーでセレクトするのも選択の1つですが中にはブランドが計算し尽くした理想的なプロポーションで作られた時計も存在しております。
パテックフィリップのゴールデンエリプスは1968年に誕生して以来現行モデルにもある歴史が長い時計になります。見た目はシンプルなオーバル型のフォルムですが神聖な比率による製作史上最も美しいモデルのひとつといわれております。名前の由来は『黄金の楕円形』と称しており、これには黄金分割法または黄金比（1：1.618）が使われております。数学的な観点から美しい調和のとれた割合を具現化するために使われており例えることが困難な美的センスを表現することができます。本体ケースには2000年以上の長い歴史があるこの黄金分割に基づいて造られております。人の頭脳が無意識のうちに好むイメージや物体として当てはめる事ができるそうでTwitterのロゴ、ペプシコーラのロゴ、ヴぁん・ゴッホの『モナ・リザ』にも利用されております。
発売当時のモデルでは文字盤に独特の放射状のブルーカラーを再現するためコバルトを照射していたそうですが現在では放射性物質の為使われてないそうです。現行モデルでは金無垢ケースにレザーベルトが使われており2針の手巻き式ムーブメントがラインナップされております。紳士用と婦人用のサイズがありペアウォッチとしても贅沢な時計になります。過去に展開していたモデルではブレスと一体型のモデル、スモールセコンドが中央6時位置に配置したモデル、へゼルにダイアモンドがセッティングされたドレスウォッチなどがあります。発売されてからデザイン面では変更点がほとんどないモデルとなります。パテックフィリップの中では比較的購入しやすいモデルでもあり中古でもオススメな1点となります。人気が低い訳ではありませんがスポーツモデルに注文が偏り過ぎていますのでこうしたドレスウォッチはタイミングが合えば購入のチャンスかもしれませんね。いくつか高級時計を所有するには是非重宝してみてはいかがでしょうか。
こうした高級時計は扱いなれたお店でないと高価買取できません。取り扱い実績の少ないお店ではまずその価値を正確に判断できず、また販路がないため直接高く売ることができないので自然買取価格も低く抑えないといけない、という事態になります。
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