モンブラン

MONTBLANC　Nicolas Rieussec open home time
筆記用具ブランドとして知名度の高い「モンブラン　(MONTBLANC)」。最近は特に時計の販売に力を入れていて、すでにブランド内シェアが60％ほどまで上がってきており、時計ブランドとしても根付いています。
時計の開発は1997年に「ユリス・ナルダン」など多くの時計メーカー工房があるスイスの「ル・ロックル」に
同ブランドの工場を建てたことから始まっています。2007年には世界でも有数のムーブメントメーカー「ミネルバ」と業務提携し新たな工房を作りました。そこでは主に複雑機構、コンプリケーションモデル用のムーブメントの製造を行っています。
そして新たな工房が出来た事で作られるようになったモデルの一つが「ニコラ・リューセック」コレクションです。クロノグラフの生みの親とされるフランス人時計師に敬意を込めたモデル名が付けられています。
通常ベゼル側にあるスタートボタンがあるクロノグラフウォッチですが、ニコラ・リューセックは左側にあるモノプッシャーにて作動させます。モノプッシャーは、一つのボタンで、スタート、ストップ、リセットが可能な簡単操作のクロノグラフ機構になります。
2012年に発表された「ニコラ・リューセック・オープン・ホームタイム」は、回転ディスクによって積算される
モノプッシャー式クロノグラフに加え、2タイムゾーン表示、デイナイト表示のユニークな機能を備えています。デザイン面でもニコラ・リューセックをそのまま受け継いだ個性のあるデザインでとても機械的な印象になっています。タイムゾーン調整もとても簡単に操作でき見た目の複雑さに反した使いやすいものになります。パワーリザーブは72時間で、現在の腕時計の平均的なもので非常に使いやすいと言えるのではないでしょうか。このキャリバーはミネルバのバックアップを受けたモンブランがオリジナルで作ったもので、ステータス性の高い腕時計と呼べます。ケース素材は、ステンレススチール、レッドゴールドモデルでステンレススチールモデルにはブレスタイプと革ベルトタイプで展開されています。日本ではまだ使用されている方も少ないかと思いますが、この完成度の高い腕時計は時計好きを唸らせる一本ではないかと思います。
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