モンブラン

多くのビジネスマン憧れのボールペン、万年筆と言えば、やはり「モンブラン」ですね。現在は腕時計など筆記用具意外にも製造していますが、イメージとしてはまだまだ高級筆記用具ブランドの印象が強いかと思います。1906年ドイツで創業しましたが、当時はまだモンブランではなく「シンプロ・フィラーペン・カンパニー」という企業名で始められています。正式にモンブランとなったのは1909年で、万年筆のペン先がフランスとイタリアの国境にそびえ立つ標高4810mのモンブランに似ていることで協議の結果、ヨーロッパ最高峰の山の名前からとられました。
代表作も次々に発表し、アイコンにもなっている、「ホワイトスター」が1913年に、現在、モンブランの筆記用具の中でも最もポピュラーなモデル「マイスター・シュテック」が1924年に発表されました。そのボディは微かに赤味を感じられる「ブラック・プレシャス・レジン」という樹脂素材が使われており、手に馴染みやすく、モンブランにしかない独自の配合によって生み出されています。
マイスター・シュテックはモンブランの象徴といっても過言ではないかと思いますが、それ以外のコレクションも実におもしろいものがたくさんあります。その中の一つ、「グレイト・キャラクターズ・エディション」は歴史に名を刻んだ偉人へのオマージュとして作られている2009年よりコレクション化されたスペシャルモデルです。これまでにイギリスの映画監督「アルフレッド・ヒッチコック」、芸術家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」ポップアートの生みの親「アンディ・ウォーホル」、そして元アメリカ大統領「ジョン・Ｆ・ケネディ」「リミテッドエディション1917」はケネディ元大統領をオマージュしたモデルで、生まれ年である1917年がモデル名に組み込まれ1917本限定発売されました。ネイビーカラーのボディはケネディが好んで着用していたスーツの色を連想してこの色になっております。クリップにイニシャルの「JFK」が刻まれた美しいシルエットに仕上げられています。
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