部品で見るロレックス:「ベゼル」について

ロレックスは、世界でも有数の高級時計のブランドです。
優れたデザイン性と機能性、そして細部にまで細かな配慮がされた精巧なつくりが特徴になっています。
そのこだわりは時計の部品である「ベゼル」にも見られるでしょう。
今回はロレックスの部品の一つであるベゼルについて詳しくお話していきます。

目次

ベゼルとはなにか

「ロレックスのベゼル」と聞き、どの部品なのか想像できるのは、時計の知識がある方といえるかもしれません。
ロレックスに限らず、腕時計におけるベゼルとは、時計の文字盤をぐるっと囲んだパーツを指します。
真ん中に穴が開いた形状はいわゆるドーナツ型で、スマートフォンやテレビで例えるならば、液晶ディスプレイの外枠部分に該当します。

腕時計のベゼルは風防を固定する目的で使用されており、チリやホコリから大切な文字盤や内部を守る役割をしていると言われています。
そういった保護する役割以外にも、近年のブランド腕時計ではダイヤルの目盛りを付けて機能性を持たせたり、ジュエリーを散りばめてデザイン性を高めたりと、別の目的でも利用されるようになっているようです。
ロレックスも例外ではなく、ベゼルに独自のこだわりを持っており、バリエーションも豊かになっています。

Check Point!

  • ベゼルとは時計の文字盤を囲んだパーツのこと
  • 文字盤や内部を保護する役割を持つ
  • ロレックスはベゼルに独自のこだわりがあり、バリエーションが豊か

ロレックスのベゼルは、たくさん種類がある

高級腕時計の中でもロレックスは、ベゼルの種類が豊富にあることで知られています。
ベゼルのタイプを大きく分けると「機能性」「デザイン性」の2種になります。
ロレックスの代表的なベゼルである「ポリッシュドベゼル」から、特徴を交えて詳しくお話していきましょう。

ロレックスのスタンダードなベゼル:ポリッシュベゼル

ポリッシュベゼルはロレックスの中でも最も代表的なベゼルであり、別名「スムースベゼル」とも呼ばれています。
ベゼルそのものには何のデザインや機能もなく、表面は鏡面に仕上げられています。
シンプルですっきりとしたデザインのため、年齢や性別、そしてオンオフ問わずさまざまな場面で使用できることから、高い人気を得ています。

また、ポリッシュベゼルはロレックスの中で比較的安価なモデル採用されており、さらにステンレスやプラチナ素材を使用しているため、日常使いできるところも魅力です。
ポリッシュベゼルは、主にデイデイト、エクスプローラー、ミルガウス、オイスターパーペチュアルといったロレックスのスタンダードなモデルで採用されているベゼルです。

女性に人気のベゼル:フルーテッドベゼル

フルーテッドベゼルのフルーテッドとは、「縦じま」を意味しています。
遠くから見ると縞模様に見えるものの、実際にはベゼルにいくつも山型のカットがされているのが特徴です。
フルーテッドベゼルはロレックスの代表的なベゼルの一つであり、手首を傾けるとキラキラとした独自の輝きを放ちます。
さらに素材は金であることから、ラグジュアリーなドレスウォッチとして、とくに女性から高い支持を得ているでしょう。

美しい唯一無二の輝きは魅力的であるものの、金はやわらかく傷つきやすい素材ですので取り扱いには注意が必要になります。
使い所としては、普段遣いよりもパーティーで使用する装い向けの時計といえるでしょう。
フルーテッドベゼルはコンビネーション素材のデイトジャスト、ゴールド素材のデイデイト、そしてスカイドゥエラーなどに採用されています。

旧モデルのロレックスに使用:エンジンターンドベゼル

ロレックスのエンジンターンドベゼルとは、航空機のエンジンが回転している様子にインスピレーションを受けたデザインです。
エンジンターンドベゼルはフルーテッドベゼルの前身にあたり、今では旧型モデルでしか見ることはできません。
一見するとフルーテッドベゼルと見間違えてしまいそうですが、凹凸がなく滑らかな丸みを帯びたデザインが特徴です。

そして、エンジンターンドベゼルの進化系として、ファインリーエンジンターンドベゼルも存在しています。
削る面積が大きくなっており、従来のエンジンターンドベゼルよりも丸みが少なく、クールでシャープ、そしてスポーティーな印象が特徴です。
ファインリーエンジンターンドベゼルも現行モデルには採用されておらず、オイスターパーペチュアルやエアキングの旧型モデルにみられるベゼルになっています。

クロノグラフ定番のベゼル:タキメーターベゼル

タキメーターベゼル(タキベゼル)とはロレックスでもクロノグラフデザインのみに搭載されています。
ロレックスのクロノグラフを搭載したモデルはデイトナのみになるため、タキメーターベゼルを採用しているのはコスモグラフデイトナだけになるでしょう。
タキメーターとはいったい何なのかというと、時速を計算できる機能です。
クロノグラフを使用して1kmにかかる移動距離を計測し、秒針が指すタキメーターを読み取れば、おおよその時速を知ることができるでしょう。

生活の中では実際に使用する機会は少ないかもしれませんが、メカニカルなデザインがファッショナブルであることから、非常に人気のあるベゼルです。
これまでタキメーターベゼルは金属製が主でしたが、近年ではセラミック製も登場しています。

ロレックスのダイバーズウォッチ:回転ベゼル

回転ベゼルには「逆回転防止」「両回転」の2種類が存在しています。
まず「逆回転防止」は、ロレックスのサブマリーナやシードゥエラーに採用されている、ダイバーズ専用ベゼルです。
ダイバーズの機能としてボンベの持続時間を知るため、何分経過したかが分かる目盛りが設けられているのが特徴です。
近年のモデルでは逆回転防止機能がついており、ベゼルが動いても経過時間が短くならない工夫が施されています。

そして「両回転」は、その名の通り両方向に回転するベゼルです。
ダイバーズ専用ではないため、ベゼル部分が誤って動いても問題がないということと、両方に回転した方が利便性が高いといった点から採用されています。
具体的にはヨットマスター、ターノグラフ、サンダーバードが両回転ベゼルのロレックスです。

オーバーホールでベゼル交換はしないほうがいい?

愛用し始めてから時間が経過したロレックスの場合、ベゼル部分に傷がついてしまうことも珍しくありません。
そういったダメージが気になるときには、オーバーホールの際に交換を依頼した方が良いのでしょうか。
その答えは、今後も使い続けるのか、それとも売却を検討しているのかで選択は変わります。

交換するならベゼルだけではなくパーツ全体を

ロレックスのベゼル部分がボロボロの状態になっており、交換を検討している方もいるでしょう。
確かにベゼルを交換すれば見た目はキレイになるものの、あまりオススメできません。
なぜなら、ベゼル本体の経年劣化や歪みによって、新品のベゼルディスクとの相違が生じるためです。
ベゼルとディスクの相性が悪いと脱落の可能性が高まり、オーバーホールの費用が高くなるかもしれません。
引き続きロレックスを使い続けたいのであればベゼルだけでなく、他の部分もすべて取り替えてください。

売却を検討しているのであれば、交換せずに買取店へそのまま持ち込みましょう。
ロレックスをオーバーホールする場合、費用が十万円単位で発生することは珍しくありません。
その場合、買取価格よりもオーバーホールの費用が高くつことは多いのです。

MARUKA(マルカ)では壊れたロレックスでも買取いたします

ベゼル部分にダメージが目立つといった状態の悪いロレックスの場合、他店では買取を断られてしまうこともあります。
それはなぜかというと、オーバーホールをすると利益にならないと判断されるためです。
多くの買取店では外部に整備を依頼するため、その工賃と人件費がかかります。

MARUKA(マルカ)では、ベゼル部分にダメージがあるロレックスはもちろん、壊れて動かない時計でも買取いたします。
社内にメンテナンス部門があるため、外注する必要がなく、社内で丁寧に整備することが可能です。
さらに、長年構築したネットワークから、国内だけでなく海外にも多くの販路を持っており、どこよりも高い価格でロレックスの買取を実現しています。

Check Point!

  • もしロレックスを売る気なら、ベゼルが壊れていても修理しないほうが良い
  • オーバーホールするなら、ベゼルだけではなく全体をオーバーホールしたほうが良い
  • MARUKAならベゼルが壊れているロレックスでも買取いたします

ベゼルはロレックスの顔

腕時計のベゼルとは文字盤をぐるりと囲む部品のことを指し、主にチリやホコリから守る役割を担っています。
ロレックスはベゼルにもこだわりがあり、機能性を兼ね備えたタイプや、高いデザイン性を誇るタイプがあります。
ベゼルは腕時計を見たときに最も早く目に入る部分であり、ロレックスの顔ともいえるでしょう。
ロレックスを選ぶときには、ベゼル部分にも注目してください。

MARUKA(マルカ)では、ロレックスの無料査定、高価買取を実施しています。
専門のプロがお客さまの大切なロレックスの時計をしっかり査定いたしますので、正確な査定額のご案内が可能です。
また、壊れており他店では買取不可だったロレックスでも、当店では買取可能な場合がございます。
売却を検討中の方はぜひMARUKA(マルカ)をご利用ください。

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