ロレックスを購入する際、正規店と並行輸入店のどちらが良いか迷ってしまう方もいるでしょう。
ロレックスの価格面だけを比較してみると、定番や人気モデルであれば、正規店よりも並行輸入店の方が安く買えるケースが多いようです。
しかし、ロレックスは正規店で購入した方が、後々大きなメリットを感じるケースも少なくありません。
ロレックスの新品は主に二通りの購入方法がある
ロレックスを新品で購入するのであれば、主なルートは2種類あります。
正規店で購入する方法と、並行輸入品店で購入する方法です。
そもそも、正規店と並行輸入品店の違いが分からない方もいるかもしれません。
ロレックスを正規店で購入するメリットをご紹介する前に、2つのショップの違いについて詳しくお話ししていきましょう。
正規店
ロレックスの正規店とは、各ブランドの本社と代理店契約又は販売店契約を結んでいる会社が販売するショップのことです。
正規店ではどの店舗であっても独自の値引き販売は行なっておらず、同一価格になっていることが特徴です。
例えば百貨店に入っているロレックス取り扱い店舗は、街中で見かけるショップやネットショップよりも値段が高いと感じたことはありませんか。
正規店では自由な値引きができないことから、常に定価で商品が並んでいます。
並行輸入品店
並行輸入品店は正規店と異なり、正規代理店を通さず、独自に仕入れたロレックスを販売しているショップです。
並行輸入品店の場合は、国内にある正規代理店ではない「海外の正規代理店」「海外のバイヤー」「卸会社」といった代わりになる存在を通して仕入れています。
そのためモデルによっては、定価よりも大幅にディスカウントして販売することも可能です。
並行輸入品店のロレックスも本物ではあるものの、ショップによって仕入れたルートが異なるため、時計のクオリティやサービスに店ごとのバラツキが生じるケースも珍しくありません。
- 新品のロレックスは正規店か並行輸入品店で購入する
- 正規店は本社と直接契約を結んでいるお店
- 並行輸入品店は独人仕入れたロレックスを販売しているお店
正規店で購入するメリット
ロレックスを購入するときに、値段だけ見てみれば並行輸入品店の方が安く手に入るでしょう。
しかしロレックスを正規店で購入することは、今後長く愛用していくにあたり、大きなメリットを感じる場面が多々あります。
そのためロレックス愛好家たちは、正規店で購入するケースがほとんどです。
ロレックスを正規店で購入すると、具体的にどのような恩恵を受けられるのでしょうか。
メリット1：ロレックスに対してより造詣が深くなれる
現在日本の正規店で販売されているロレックスは、日本ロレックス株式会社がスイスのジュネーブにある本社から輸入した時計を仕入れ、販売しています。
販売スタッフはロレックスの特別なセミナーを受講し、正しい商品知識やロレックス流の接客を会得しており、気持ち良く買い物ができるでしょう。
さらにロレックスが指定したコンセプトのインテリアに囲まれ、豊富な知識を持ったスタッフの接客を受けることになります。
ロレックスの世界観に触れながら、正しい情報を共有できるのも正規店ならではのメリットです。
今後ロレックスとは長く付き合っていくことになりますから、そういった貴重な時間を過ごすことで、手元にある時計により愛着が湧くかもしれません。
メリット2：ファーストオーナーとして登録してもらえる
正規店でロレックスの時計を購入すると、「国際保証書請求ハガキ」を渡されます。
そのハガキに、その場で必要事項を記入することになるでしょう。
ハガキは自分ではなく、正規販売店のスタッフが確実に投函してくれます。
記入したハガキが無事日本ロレックスに届けられると、購入した時計のファーストオーナーとして登録されます。
そして発行される国際保証書にも購入した店舗名、購入した日と共に購入者の名前が印字され、正式な書類としてオーナーへ返送されます。
2015年7月から、ロレックスはスーパーレイティブ・クロノメーターを時差プラスマイナス2秒以内の精度を約束すると公言し、保証期間を5年間に延長しました。
国際保証書を手に入れることで、長期にわたってロレックスの保証を確実に受けることが可能になります。
メリット3：高い品質基準をクリアしたロレックスが購入できる
ロレックスの正規店では、独自の厳しい基準をクリアした時計のみが販売されています。
同モデルであれば、どこで買っても同じ品質なのではないか……と思ってしまいがちですが、実は製品としてロレックス正規店に並べる基準は世界一厳しいと言われています。
並行輸入品店で取り扱われている製品の中には、基準に満たなかった「正規店では販売できない」と判断されたクオリティの時計も並んでいるケースがあるようです。
時計のクオリティによっては、高い価格を出して並行輸入品店で購入しても、それに見合う価値を持っていない可能性もあるでしょう。
厳格な基準をクリアした高クオリティのロレックスを確実に手に入れたいのであれば、正規店での購入が安心です。
- 正規店だとロレックスの造詣が深くなりやすい
- 長期的な保証を受けることが可能
- 優れた品質のロレックスが購入できる
並行輸入品店で購入するメリット
長い間ロレックスを愛用していくのなら、正規店での購入がオススメです。
そして何よりも、並行輸入品店で購入するのは少し不安があるといった方もいるかもしれません。
しかし、並行輸入品店には、そこにしかないメリットも存在しています。
実際に並行輸入品店で購入すると、どのような恩恵があるのでしょうか。
詳しくお話ししていきます。
メリット1：比較的安価に購入できる
正規店ではなく並行輸入品店で購入する最大のメリットは、安く購入できることです。
人気モデルは他店との競争になり、販売価格が下がっていく傾向があります。
そのため、ロレックスの定番モデルの場合、正規店より並行輸入品店で購入した方がお得に手に入るでしょう。
また、ロレックスの中でも在庫の多いモデルや流通の多いモデルは値下げされ、リーズナブルな価格になっています。
正規店では諦めていた時計であっても、並行輸入品店ならば手に入るかもしれません。
メリット2：メンテナンス費用も割安
並行輸入品店でロレックスを購入した場合、残念ながら正規店でのメンテナンス割引は受けることができません。
だからこそ時計を維持するにあたり、お金がかかるといったイメージがあるでしょう。
しかし、実際には並行輸入品店が工房を持っていたり、修理専門業者と提携していたりといったケースもあり、そういったところを上手く利用すればメンテナンス費用も割安になるでしょう。
具体的な工賃としては、正規店が定めているメンテナンス料の5割から6割程度が設定されているようです。
メリット3：正規店で購入できないロレックスが購入できる可能性がある
現在ロレックスはスポーツモデルを中心に、正規店では品薄状態になっており、欲しくても手に入らないケースも多々あります。
正規店では取り扱いがなくても並行輸入品店であれば、プレミア価格はついているものの、手に入る可能性が高くなるでしょう。
あくまで一例ではありますが、デイトナ116500LNは定価が定価1,309,000円です。
並行輸入品店では人気のデイトナ116500LNも在庫を確保しており、300万円程度ですぐに入手が可能です。
並行輸入品店では狙っているロレックスが、希望するタイミングで手に入るメリットがあります。
将来的に買取目的なら、並行輸入品店はメリット大
もし、将来ロレックスの売却を視野に入れているのでしたら、並行輸入品店での売却は大きなメリットが期待できます。
安価で購入できる他、日本の正規店で販売されていないロレックスを入手できるチャンスがあるので、思いがけない買取価格になる場合があります。
しかし、品質という点で考えると、正規店のほうが高クオリティになる可能性は高いです。
といっても、ロレックスはもともとの品質が優れているため、多少のことでは買取価格に悪影響が及ぼされることはないでしょう。
もし、何らかの事情で故障したとしても、MARUKAでは故障したロレックスも買取可能です。
もちろん美品ならさらに高価買取が狙えるのでロレックスの買取をお考えならぜひMARUKAで査定をお試しください。
- 並行輸入品店だと安価で購入しやすい
- 日本の正規店で販売されていない
- 売却することを考えるとメリットは正規店よりも多い
正規店と並行輸入品店での違い
確実にクオリティの高いロレックスが手に入る正規店と、狙ったモデルが購入できる並行輸入品店は、目的に応じて使い分けている方が多いようです。
しかし、とにかく欲しいモデルがすぐに安く手に入るからと安易な気持ちで並行輸入品店を利用すると、後悔することもあるかもしれません。
2つの違いについて、より詳しくお話ししていきます。
どちらも本物には変わりなし
リーズナブルな価格でロレックスが販売されている並行輸入品店は、どうしても本物ではないのでは……といった疑いを抱いてしまいがちです。
しかし、並行輸入品店だからロレックスの偽物を販売しているということはなく、時計そのものは同じものだと考えて良いでしょう。
素人が少し見ただけでは、ほとんど違いが見られないケースがほとんどです。
シリアルナンバーに注目しても、正規店または並行輸入品店で購入した時計であるかを表すポイントはありません。
保証書に違いあり
ロレックスの付属品の中でも、最も重要視されるのが国際保証書です。
国際保証書のデザインそのものは、正規店と並行輸入品店に違いはありません。
しかし、国際保証書の裏面に記載された情報に違いが生じます。
NameofOfficialRolexRetailerと記された欄に、ロレックスによる国管理番号と販売店名が印字されています(最近では国番号が印字されていないケースも有)。
そこを確認することで、どこの国で販売されたロレックスなのかが分かります。
また、細かな点にはなるものの、日本正規品の保証書は全て印字です。
並行輸入品店ではPurchaser(購入者)、DateofPurchase(購入日)が手書きになっている違いもあります。
また、並行輸入品店はPurchaser(購入者)部分が空欄になっていたり、数字や個人名が入っていたりと製品によって異なるのも違いです。
マニュアルに違いあり
正規店と並行輸入品店では、取り扱い説明書にも違いがあります。
日本国内の正規店で購入すれば、マニュアルも当然日本語表記になっているでしょう。
しかし、並行輸入品店では、輸入元の国の言語が記載されている違いがあります。
取り扱い説明書が読めないと不安な方もいるかもしれませんが、ショップによっては日本語に訳した独自の取り扱い説明書を配布しているところもあるようです。
また、並行輸入品のロレックスには付属品として、「GUARANTEE MANUAL WORLD WIDE SERVICE」という小冊子がついています。
各国語で保証内容について記載されている冊子で、その中には日本語も含まれているようです。
しかしこの小冊子は日本のロレックス正規店で購入すると、付属しないという違いがあります。
ロレックスの買取価格に違いはなし
正規店と並行輸入品店では、付属品に若干の違いがあります。
しかし、買取価格に違いが出ることはありません。
肝心なのは、本体の状態と付属品の有無であり、付属品が本物であるのなら、正規店で購入したものでも輸入代理店で購入したものでも同じです。
したがって、高価買取を目指すのであれば付属品はきちんと保管しておきましょう。
なお、LINE査定で査定に出す場合、付属品も一緒に撮影していただけると、より正確な買取額をご説明できますので、MARUKAのLINE査定を行う際は付属品もお忘れなく。
- どちらも本物のロレックスが購入できる
- 付属品に若干違いがあり
- MARUKAでは本体と付属品の有無で買取額が変わるので、
生涯大事に使うのであれば、ロレックスは正規店で
並行輸入品店にもメリットはあるものの、ロレックスを長く愛用したいのであれば、正規店での購入をオススメします。
確実な製品が手に入るだけでなく、ロレックスのオーナーになったのだと感じるポイントが多々あり、より時計に愛着を感じられるようになるでしょう。
逆に、将来売却するのであれば輸入代理店での購入をおすすめします。
安価で購入しやすく、運が良ければ日本ではなかなか手に入らない激レアなロレックスが見つかるので、思いがけないお宝が見つかる可能性があります。
まずは正しい製品知識を得るためにも、ロレックスに興味がある方は正規店に足を運んでください。
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