腕時計は内側・外側どちらに着けるのがベスト?買取も視野に入れよう

オシャレなチェーンベルトやかっちりした革ベルト、細長い文字盤など、さまざまな種類があって眺めているだけで楽しくなる腕時計。
着けるとオシャレのレベルが1段階上がったような気がするという方は多いのではないでしょうか。

そんな腕時計ですが、手首の外側と内側、どちらに文字盤がくるように着けていますか?
着け方に決まりはないので自由に着けることはできますが、場合によってはぶつけて傷つけてしまうこともあります。
そのため、自分に合った腕時計の着け方をすることが大切です。

そこで今回は、女性は内側・男性は外側に腕時計を着ける理由やそれぞれの着け方に関するメリット・デメリットをご紹介します。
また、使わなくなったときに腕時計を買取に出すなら知っておきたい査定のポイントもまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

目次

どうして?「女性は内側」という腕時計マナーのナゾ

日本では昔、「女性は手首の内側に腕時計を着けるものだ」というのが一種のマナーとされていました。
その理由には諸説ありますが、主に女性に「おしとやかさが求められていたため」です。

懐中時計よりも小型で精密な腕時計は、開発された当時はかなりの高級品。
主に上流階級の人々の装飾品として、また兵士やビジネスマンなどの男性がすぐに時刻を確認できる道具として扱われていました。
時代が進むにつれ、一般の女性も腕時計を身に着けるようになりましたが、「高級品すぎる」「男性的すぎる」といった理由で、なるべく見せびらかさずに控えめに身に着けることが求められていたのです。

このほか、昔の女性が普段着としていた着物にも理由があります。
着物には、着崩れを防いだり、赤ちゃんに授乳しやすいように脇の部分に「身八つ口」と呼ばれるスリットが入っていました。
腕を上げるなどして脇を開くと、このスリット部分から胸の部分が丸見えになってしまいます。
そのことから、「女性が脇を開くこと」ははしたないしぐさであるとされていました。

こういった理由が重なり、日本では女性が腕時計を着ける際には文字盤が手首の内側にくるように身に着け、時刻を確認するときには脇を開かずに腕を上げるのがマナーとされていました。
男女平等が進んだ昨今ではこういったマナーも廃れつつありますが、確かに手首を倒して腕時計の時刻を確認する女性のしぐさはどこかかわいらしく、上品に見えるものです。
仮に、「いつも外側に着けている」という方は、くるりと腕時計を回して文字盤が手首の内側にくるように着けてみてはどうでしょうか。
ちょっとしたしぐさの違いで、印象がガラリと変わるかもしれません。

男性は外側が主流?


女性は腕時計を内側に着ける方が多い一方で、男性は外側に着けている方がほとんどです。その理由として、第一に「文字盤の大きさ」が挙げられます。女性用の腕時計に比べて、男性用は文字盤が大きいため内側に着けると手首が動かしづらくなってしまうのです。その結果、作業や仕事中に邪魔に感じやすくなってしまうので、外側に着ける方が多いといえるでしょう。

このほか、男性が腕時計を外側に着ける理由には、「少ない動作で素早く時間を確認するため」もあります。腕時計が内側にあると、時間を確認するには腕を上げて手首を回さなければなりません。その点、腕時計が外側にあれば腕を上げるだけで済むので、動作を最小限に抑え素早く時間を確認できます。

男性が腕時計を外側に着ける理由には、「時間を把握しやすくするため」も挙げられます。作業中や仕事中、腕時計が内側にあると自ら時間を確認しない限り今が何時なのかを把握できません。しかし、腕時計が外側の場合は手首に目線を向けるだけで時間を確認できます。とくに忙しいときは腕を上げて時間を確認する動作も煩わしく感じてしまうので、効率化を考え外側に着ける男性が多いといえるでしょう。

 

腕時計を内側に着けるメリットは?

では、腕時計を内側に着けるメリットには具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。

文字盤が傷つきにくい

腕時計の文字盤が手首の外側にあると、ドアや壁などに腕があたった際に文字盤が傷ついてしまう可能性があります。とくに文字盤は腕時計のなかでも傷つきやすいパーツなので、長く愛用していくためにはぶつけてしまわないよう注意が必要です。そのため、腕時計を外側に着ける場合は細心の注意を払いながら生活していかなければなりません。しかし、腕時計が手首の内側にあれば必然的に文字盤を保護できるので、気にし過ぎる必要がないといえます。こうしたことから、文字盤を傷つけてしまうリスクを減らすことは大きなメリットといえるでしょう。

相手に時間を気にさせる心配がない

仕事によっては、「相手に時間を気にしてほしくない」という場合もあるでしょう。たとえば、商談中であればあらかじめ限られた時間内だけで対応するのがほとんどですが、場合によっては長引いてしまうこともあります。相手が時間に気づき、中断せざるを得ない状況になってしまうと“あと一押し”まできたのが無駄になってしまうことも。その点、腕時計を内側に身に着ける場合は相手に文字盤が見えないので、時間を気にさせる心配がありません。これにより、話を円滑に進められる可能性があります。

こっそり時間を確認できる

商談中や会議中、接客中など「時間を確認したいけれど時計を見たら相手に失礼にあたってしまう」という場面もあります。腕時計を外側に着けていると、こっそり時間を確認しようとした際に動きが不自然になり、時間を気にしていることが相手に知られてしまう可能性があります。しかし、腕時計を内側に着けておくとさり気なく見れるので、相手に気づかれず時間を確認することが可能です。

腕時計を外側に着けるメリットは?

一方で、腕時計を外側に着けるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

こだわりのある腕時計を見せられる

腕時計を内側に着けた場合は、相手に文字盤を見せられません。そのため、こだわりのある腕時計を身に着けていたとしても周囲に気づいてもらいにくいといえるでしょう。その点、腕時計を外側に着けることによって文字盤を見せることが可能です。これにより、腕時計をより多くの方に見てもらいやすくなるのです。

ファッションが楽しめる

腕時計は機能性だけでなく、デザイン性の高いモデルもたくさん販売されています。仮に、おしゃれな腕時計に合わせてその日のファッションをコーディネートしても、内側に着けていると周囲の方に気づいてもらえません。しかし、腕時計を外側に着けることにより文字盤が見え、時計と組み合わせたコーディネートに気づいてもらえます。また、デザイン性の高い腕時計はアクセントにもなるので、ファッションの幅が広がりおしゃれを楽しめるでしょう。

大きめの腕時計も身に着けられる

繰り返しになりますが、腕時計のサイズが大きいと内側に着けたとき手首が動かしづらくなってしまいます。可動域に制限がかかってしまうので、作業中や仕事中に煩わしく感じてしまうこともあるでしょう。その点、腕時計を外側に着けることによって大きめのサイズであっても問題なく着用することが可能です。これにより、サイズを気にすることなく好みに合う腕時計を選べます。

腕時計を買取に出すなら知っておきたい査定ポイント

所有している腕時計がブランド品であれば、いずれ買取に出すことも考慮して身に着けることが大切です。なぜなら、腕時計の状態によって査定額が異なるからです。そこで、以下では腕時計の買取時にどのようなところをチェックされているのか、査定ポイントをご紹介します。

ケースの傷

腕時計のケースに傷がある場合は、どの程度なのかをチェックします。たとえば、わずかな擦り傷程度であれば研磨することによって綺麗な状態に戻せる可能性があります。そのため、直せる場合は査定額に影響しないことがほとんどです。
しかし、研磨しても直せないような深い傷をつけてしまった場合は査定額に影響します。買取額が下がってしまうので、腕時計を身に着ける際は「ぶつけにくいところ」を選んで着けるようにしましょう。

ガラス(風防)の傷・欠け

ケースと同様に、ガラス(風防)に傷・欠けがないかを確認します。高級腕時計の多くは、ガラスに「サファイアクリスタル」と呼ばれる素材が使用されています。この素材は、硬度が高いので傷がつきにくいのが特徴です。ただし、「絶対に傷がつかない」というわけではありません。万が一、傷をつけてしまった場合は研磨で修理できず、査定額が下がってしまうので注意しましょう。

このほか、気をつけなくてはならないのがガラスの周辺部分のエッジです。ぶつけてしまうとエッジは傷ついたり欠けやすかったりするので、「サファイアクリスタルの素材を使っているから大丈夫」というわけではないのです。傷がつきにくい素材を使用していても傷つく可能性はあるので、その点に注意しながら身に着けるようにしましょう。

文字盤の変色

あまり認知されていないのが、文字盤の変色です。文字盤は、紫外線が当たり続けることによって変色するのでその症状があると査定額が下がってしまいます。なぜなら、文字盤は交換しなければならないからです。その分の費用を差し引いた金額が査定額になるので、外の仕事で腕時計を外側に着けている方は内側にするなどの対応がおすすめです。

ベゼルの回転

ベゼルが回転するモデルの場合は正常に回転するか、逆回転防止機能搭載であれば逆回転しないかを確認します。ベゼルとケースの間にホコリや汚れなどが溜まっている場合は、回転しなくなってしまうことがあります。
仮に、「ホコリや汚れの付着を防ぎたい」という場合は、腕時計を内側にするのがおすすめです。なぜなら、外側に着けるよりもホコリや汚れの付着を防ぎやすくなるからです。そのため、いずれ買取に出す予定でベゼルの回転が心配であれば腕時計を内側に着けるとよいでしょう。

腕時計の買取ならMARUKA(マルカ)がおすすめ

美しい装飾や繊細な機構が魅力の腕時計。気に入って身に着けたものほど細かな傷がついてしまうのは仕方がありませんが、できればいつまでも綺麗な状態で使いたいもの。不要になって買取専門店に買取ってもらう際には、傷の有無などが査定金額に大きく関係します。長く綺麗に使って、高く売る。そのためにも、腕時計の着け方を少し工夫してみるとよいかもしれません。

MARUKA(マルカ)には、ブランド時計に詳しいプロの査定士が在籍しています。お客さまが大切にしてきた腕時計を正確に査定し、しっかりと査定額の説明もいたします。満足のいく買取につなげられるよう取り組んでいるので、不要になった腕時計をお持ちであればこの機会にどうぞMARUKA(マルカ)をご利用ください。

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