知ればもっと好きになる!カルティエの歴史

フランスの高級ブランド・カルティエ。高級時計を始め、指輪などのアクセサリーや財布、文具などさまざまなアイテムが根強い人気を誇っているカルティエの歴史は、1847年に宝石細工師であるルイ=フランソワ・カルティエが28歳の若さで工房を師から受け継いだときから始まりました。工房は繁盛し、貴族や王族たちが次々と顧客に。イギリス国王のエドワード7世がカルティエを形容した「王の宝石商、宝石商の王」という言葉が、当時の華やかな繁栄ぶりを現しています。

ルイ=フランソワ・カルティエと、彼から経営を託された息子たちは、それまでのヨーロッパの流行にとらわれることなく、ロシアや東洋のデザインも積極的に取り入れました。革新的なその取り組みは多くの人々を魅了し、カルティエは世界中の王族や実業家、スターやセレブに愛好されるブランドとなっていったのです。

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カルティエを躍進させてきた革新的ウォッチ

・サントス・ウォッチ

カルティエ・ウォッチの中でも代表的なモデルであるサントス・ウォッチは、一般向けに世界で初めて量産された腕時計として知られています。1904年当時、携帯用の時計はまだ懐中時計が一般的であり、腕時計はちょっと変わったブレスレット、という程度の扱いでした。しかし、ヨーロッパにおける航空のパイオニアであるアルベルト・サントス・デュモンが、「操縦桿を握ったまま時刻を確認できる時計が欲しい」とカルティエに注文したことにより、実用性に優れた量産型腕時計が誕生しました。丈夫で携帯しやすく、かつ無骨ではない洒落たデザインの腕時計は大人気に。実用的で美しい腕時計の発展を促すものとなりました。現在のサントスモデルも、堅牢性が高く実用的なデザインでありながら、さりげなくジュエリーがあしらわれているなど、カルティエらしい洒脱さを備えた魅力的な腕時計となっています。

・タンク・ウォッチ

カルティエ・ウォッチの中でも熱狂的なファンが多いタンク・ウォッチ。その始まりは第一次世界大戦下の1917年。ルノー製戦車から着想を得たルイ=フランソワ・カルティエが、ジョン・パーシング将軍に贈ったプロトタイプから、タンク・ウォッチは生まれました。シンプルでエレガントなタンク・ウォッチからは、さまざまなバリエーションのコレクションが生み出され、世界各国の王族はもちろん、銀幕スターや有名セレブなど、著名な人々を魅了してきました。

ジュエリーブランドとしても高い人気を誇るカルティエ

高級時計ブランドとして有名なカルティエですが、ジュエリー・アクセサリーブランドとしても人気があります。愛を表すピンクゴールド、忠誠を表すイエローゴールド、友情を表すホワイトゴールドが絡みあったトリニティ・リングは、芸術家ジャン・コクトーが身につけたことで有名になりました。今でもカルティエの華やかなエンゲージメントリングや、永遠に輝くウェディングリングが、愛を誓う人々の指を飾っています。

年々さまざまな新作を発表しているカルティエ。「使わなくなったカルティエの指輪を処分したい」、「使っている腕時計を新作に買い換えたい」という場合は、買取専門店に買い取りを依頼してみましょう。高く買い取ってもらうポイントは、保証書があること、箱や台座といった付属品があること、保存状態が良いことの3つ。丁寧に使用して保存しているカルティエ製品があれば、1度査定に出してみましょう。

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