数ある宝石の中でも神秘的な魅力を放つアレキサンドライトは人気があります。
世界三大希少石の一つとして数えられており、宝石の王様とも呼ばれています。
今回は希少性の高いアレキサンドライトの価値について詳しくお話ししていきましょう。
アレキサンドライトとは:価値ある希少な宝石
アレキサンドライトは太陽光や蛍光灯に当てると深い青緑色に見え、電球の明かりの下で見ると赤紫色に見える不思議な宝石です。
そういった性質もあることから「昼はエメラルド、夜はルビー」と言われることもあるほど、豊かな表情を持っているのが特徴です。
その神秘的な存在感から非常に人気が高い宝石である一方で、クオリティの高いアレキサンドライトの採掘量は極めて少なくなっています。
そのため、パパラチアサファイア、パライバトルマリンに並ぶ世界三大希少石の一つとして数えられており、宝石市場では驚くような価格で取引されることも珍しくありません。
MARUKAではアレキサンドライトの高価買取に力を入れています
アレキサンドライトの価値を決める4つのポイント
クオリティによっては高値で取引されることも多いアレキサンドライトは、ダイヤの4Cのような価値を決めるポイントがあります。
そんな4つのポイントを見ていきましょう。
価値を決めるポイント①:カラーチェンジ
上述したように、アレキサンドライトは置かれた環境下によって、大きく色が異なるのが特徴です。
例えば自然の光の下では青緑色ですが、電球の明かりの下で見ると赤紫色になるといったカラーチェンジ(変色効果)を楽しめます。
このカラーチェンジこそアレキサンドライトの最大の魅力であるため、変色具合がはっきりすればするほど、高い価値を持つ石だと評価されるのです。
これらのカラーチェンジに関しては、採掘された土地によっても傾向があります。
アレキサンドライトの産地の中でも、最もグレードが高いとされているのがロシア産です。
特にウラル山脈産はカラーチェンジがはっきりと出る石が多い一方で、インクルージョン(内包物)が含まれているものも多いため、インクルージョンの少ない透明感のあるものは非常に高値で取引されています。
ロシア産に次いでブラジル産のアレキサンドライトも透明度と変色性が高いものが見つかりやすいため、高値がついている傾向にあります。
価値を決めるポイント②:透明度
アレキサンドライトも他の宝石同様、透明度の高いものほど価値が高くなります。
透明度を決めるのがインクルージョンです。
インクルージョンが少なければ透明度は高くなるため、評価は高くなります。
そのため、価値を決める上では、色の方がより重要なポイントだと判断されることが多いです。
価値を決めるポイント③:大きさ
アレキサンドライトは大ぶりなものは少なく、ほとんどが1カラット未満です。
希少性の高い人気の宝石であることから、0.3カラット未満でもクオリティが高ければ高値で取引されます。
そのような傾向があるからこそ、当然大ぶりの1カラット以上の個体が市場に流通した際には、高値で売買されることになるでしょう。
しかし、ただ大きければ大きいほど価値が高いというわけではありません。
上述した2つの要素も大いに関係しています。
実際に、スリランカを産地とするアレキサンドライトは大ぶりなものが多いものの、カラーチェンジや透明度といった部分では、クオリティが低いと判断されるケースが多くなっています。
そのため、いくら大きさがあっても、人気のあるロシアやブラジル産のアレキサンドライトより評価が劣ることが多いようです。
透明度が高くカラーチェンジがはっきりしたものであれば、どこの産地でも高価買取が期待できます。
「産地はあくまで目安」程度にとどめておきましょう
価値を決めるポイント④:カット
こちらは、自然的な要因ではなく、職人のカッティングの技術で評価が変わります。
アレキサンドライトはカラーチェンジが特徴の宝石だからこそ、色の変化が最も大きく見えるような方向でカットする技術が必要です。
そのため、カットが美しいアレキサンドライトは、価値も高くなる傾向があります。
アレキサンドライトはカラーチェンジをより美しく見せるため、「ステップカットとパビリオンのミックスカット」「ブリリアントカットのクラウン」のいずれかにカットされます。
どちらが価値が高いというわけでなく、より美しくその宝石を見せてくれるカットが好まれます。
アレキサンドライトには合成もある
人気が高い宝石だからこそ、アレキサンドライトには人工的に合成された石もあります。
しかし、合成した石だからと言って価値がないというわけではありません。
例えば京セラのクレサンベールは合成石としてのクオリティが極めて高いことから、高値で取引されるケースもあるようです。
それ以外にも合成石であっても、品質によっては他の宝石と変わらないような価格がつくことも珍しくありません。
手元にあるのが合成石だから価値がないと決めつけず、何らかの事情で手放す際には、買取査定をおすすめします。
もし、お手持ちの石が本物か合成かわからない、あるいは鑑定書がない場合でも、MARUKAでは価値あるアレキサンドライトは高価買取をいたします。
LINE査定でも行っておりますので、お気軽にお試しください。
実際にどれほどの価値がある?アレキサンドライトの相場価格
アレキサンドライトは、実際にどのくらいの価値があるのでしょうか?
一例ではあるものの、0.28カラット程度の石がついたジュエリーであっても、8万円程度で取引されることもあります。
ちなみに、0.28カラットはグラムに換算するとおよそ0.056グラムであり、炊く前のお米のおよそ3粒の重さです。
そんな小さなサイズでも数万円から取引されているため、ある程度の大きさとクオリティが確保されていれば10万円以上で取引される可能性があります。
しかし、クオリティの低いものはその限りではありません。
ルースの状態でクオリティが高くない個体においては、1,000円前後で取引されることもあり、ハンドメイド品に使用している方もいるほどです。
一方で、カラーチェンジがはっきりとしており、クオリティが高いと判断された石は1,000万円以上で取引されることもあります。
このようにアレキサンドライトは個体のクオリティによって価値が大幅に異なる宝石であり、素人がその価値を判断するのは難しいでしょう。
手持ちのアレキサンドライトのクオリティがわからない場合は、MARUKAのLINE査定をぜひご利用ください。
最短30秒で査定額をお伝えさせていただきます。
アレキサンドライトの査定を依頼する前に押さえておきたいポイント
アレキサンドライトの値段を決めるのは、査定を行う鑑定士です。
しかし、鑑定を受ける前に買取査定額をアップさせる工夫をすることもできます。
ここでは買取査定を依頼する前にしておきたい事柄をいくつかご紹介していきましょう。
付着した手垢や汚れは拭き取っておく
査定を検討しているアレキサンドライトに手垢や汚れがついているのであれば、キレイに拭き取っておくだけで格段に印象が良くなります。
また、大切に扱われてきた宝石なのだということも伝わるため、わずかであっても査定額にプラスされるかもしれません。
特別なことはせず、柔らかい布で優しく拭き取る程度の手入れで構いません。
購入時の付属品は全て持ち込む
アレキサンドライトに限ったことではなく、宝石の買取査定を依頼する際には、付属品を持参した方が査定額は高くなります。
宝石を再販するにあたって、より新品に近い方が次の買い手もつきやすいものです。
無理に探す必要はないものの、思い当たる付属品に関しては全て持ち込むことをおすすめします。
MARUKAでは鑑定書がなくても正確な査定をさせていただきますが、鑑定書があればより早く、より正確な査定額を提示させていただきます。
アレキサンドライトは正確に価値を見極めてくれる業者に買取依頼をしよう
価値を見極めるポイントが他の宝石と若干異なるアレキサンドライトは、正確な価値を知るのが難しい存在です。
もし手元にあるアレキサンドライトの価値を知りたいと思ったのであれば、経験豊富かつ正しい知識を習得した鑑定士に依頼する必要があります。
アレキサンドライトの売却を検討する際には、MARUKA(マルカ)までご相談ください。
経験豊富なプロの鑑定士が正確な価値を査定します。
また、日本だけでなく世界の需要も把握しているため、他店より1円でも高い査定額を提示します。
手放すかどうかを迷っていて、まずは価値だけでも知りたいという方もお気軽にご相談ください。