使わない時計を売却したい。
けれど保証書や付属品なしの場合、買取をしてもらえるのか……と不安を抱えている方もいるかもしれません。
実際に時計を買取店に持っていくと、保証書や付属品がないことで、査定額が下がるといったデメリットが生じる可能性は高いでしょう。
今回は時計を買取依頼するときに知っておきたい箱や保証書、付属品の扱いについて詳しくお話していきます。
付属品なしでの時計買取は査定額に大きな影響を与えます
時計買取の際に箱・保証書・その他付属品なしとなると、査定額に影響が出るケースがほとんどです。
本物のブランド時計で故障している箇所もないのに、一体なぜなのかと思ってしまうかもしれません。
その理由について詳しくお話ししていきましょう。
箱なしだと査定額に響く理由
箱は実際に時計を使用する際には、自宅で保管しておくものです。
しかし、箱がある時計とない時計では、買取査定額に数千円から数万円の差が生じることも珍しくありません。
とくに人気のある高級ブランドであればあるほど、買取査定額に影響を及ぼすことになります。
それはなぜかというと、理由は二つあります。
一つ目はシンプルに、中古品であっても箱が欲しいと思う人が多いためです。
高級ブランドの時計の場合はコレクターも多く存在しており、箱のまま集めることを好むことも理由です。
そして二つ目の理由は、プレゼント需要に対応するためです。
とくにクリスマスシーズンや3月・4月の春にかけてのフレッシャーズシーズンには、時計をプレゼントしたいと考える方が増えます。
人にプレゼントするとなると、新品ではないとしても、より完璧なかたちで渡したいと考える方がほとんどのため、箱の有無が重要になるのです。
保証書なしだと査定額に響く理由
保証書がないからといって、時計の買取自体がNGになるケースは稀です。
ただし、先ほどの箱と同じく保証書がないことにより、買取査定額が減額になることがほとんどです。
こちらも高級ブランドであればあるほど、保証書の有無で買取査定額が大幅に変わります。
その理由としては、再販する際に保証書の有無で売れ行きが異なるためです。
コレクターや愛好家の多い高級時計の場合は、より完璧なかたちで手に入れたいと考えている方が多くなります。
また、人気のあるブランド時計の場合は、日本国内だけでなく海外で再販することも多くなるでしょう。
海外では日本以上に保証書の有無を重視しています。
時計自体は正真正銘本物であっても、保証書がなければ購入しないといった方もいるようです。
その傾向は比較的最近発売された時計だけでなく、アンティークのレアな時計にもあり、保証書の有無で金額が大幅に変わってきます。
その他付属品なしだと査定額に響く理由
時計には箱や保証書以外にも小冊子、ブレスレットのコマやタグなどの付属品が存在しています。
そういった付属品なしの場合でも、買取査定額は下がります。
やはり高級ブランド時計を購入する際には、中古品とはいっても、より完璧な状態で手に入れたいと考える方が多いためです。
また、取り扱いを説明している小冊子は初めて時計を購入する方にとっては重要であり、インターネット上に情報があるとはいえ、手元で保管したいと考える方が多いでしょう。
ブレスレットのコマに関しては、手首の細さには個人差があります。
どのような人が購入しても合わせて調節できるように、コマがあったほうが高額査定を狙えるでしょう。
時計を購入した際に付属していたタグに関しては、大幅なマイナス査定はないものの、そろっていた方がより完璧な品に近いと判断されそうです。
- 箱なし、付属品なしは買取額に影響する
- 高級腕時計であればあるほど保証書の有無は重要
- 付属品はきちんと保管を
具体的にどのくらい下がるのか
具体的に時計の箱や保証書付属品がないと、どれくらい査定額が変わるのか気になっている方もいるかもしれません。
例えとして、30~50万円くらいで販売されている現行品の時計をあげます。
この場合は箱で5,000円、保証書で1万円、その他の付属品ではほぼゼロ円になるようです。
このケースではより完璧な状態で持ち込んだとしたら、1~2万円程度が上乗せされることになります。
しかし、年代ものの高級腕時計の場合は、箱だけで2~3万円、保証書で5~10万円、冊子で1~2万円、シリアル番号入りのタグで1~2万、その他付属品で数千円程度と、買取査定額を大きく左右します。
人気のある高級ブランド時計の場合、付属品がそろっているだけで数十万円がプラスされるケースも珍しくありません。
アンティーク時計ならばすべてそろっていることが高く評価され、さらに大幅にプラスされていきます。
- 付属品の有無で数万単位の違いが出る
- 年代物であればあるほど差額は変わる
- アンティークの場合、数十万円上乗せされることも
保証書がない場合の対策
ここまで箱やその他の付属品なしであっても査定額が下がるだけであり、買取は可能でした。
しかし時計の保証書なしのケースでは、稀に買取を断られるケースもあります。
しかし、保証書なしでも解決方法はあるので諦める必要はありません。
修理依頼に出す
保証書を紛失していて買取依頼ができないとき、唯一の解決法として修理の見積もり依頼をすることがあげられます。
または、オーバーホール(メンテナンス)に出すことで解決できるケースもあるでしょう。
高級時計は作りが精密であることから、販売しているブランド正規店が窓口となり、各種修理依頼を受け付けています。
修理の見積もりや手続きを取る中で、正規品ではないコピー商品だった場合には受付不可になります。
本物の場合は、何の問題もなく見積書が送られてくるでしょう。
この見積書があるということが本物の証となり、査定を依頼する際に時計と一緒に持ち込めば、買取が可能になることもあるようです。
オーバーホールの場合は当然メンテナンスに関わる費用がかかりますが、見積もり依頼であれば料金もかかりません。
また、MARUKAでは保証書なしのブランド品ももちろん買い取らせていただきます。
LINE査定でスピード見積りも可能ですのでお気軽にお申し付けください。
- 保証書なしの場合、極稀に買取不可になる場合も
- 見積書で代用可能な場合も
- MARUKAでは問題なく買い取らせていただきます
特に影響のある時計ブランド
基本的に時計の買取依頼をするときには、保証書があった方がさらなる高額を狙うことができます。
この買取査定額に対する影響は、ブランドによっても大きく異なるようです。
保証書なしのケースで、とくに買取査定額に影響が出やすいブランドについてお話ししていきましょう。
ロレックス
ブランド時計の中でもとくに人気が高いロレックスの場合、保証書がないことは買取査定額に大きな影響を及ぼします。
具体的には保証書なしでは、査定額が数十万単位で下がるケースもあるでしょう。
とくにデイトナやGMTマスター、サブマリーナといったプロフェッショナルシリーズに関しては、保証書の有無で5~30万円程度価格が変わることも珍しくありません。
その一方で、デイトジャストといったドレスシリーズでも買取査定額に影響が出るものの、1~10万円程度とプロフェッショナルシリーズよりは影響を受けないようです。
パテックフィリップ
パテックフィリップはロレックスに並んで人気があり、時計によっては非常に高価な価格がつくことも多いブランド時計です。
パテックフィリップにとって保証書の有無は、ロレックス以上に買取査定額に影響を及ぼします。
パテックフィリップは時計が好きというコレクターが多く、付属品がそろっているのかという点を厳しくチェックされるためです。
保証書の有無がもたらす影響はモデルによっても異なるものの、新しいモデルでは20~50万、生産終了しているモデルで3~10万円程度査定額が変わってくるでしょう。
セイコー
セイコーは数千円で購入できる日常使い向けの時計から、100万円以上する高価なモデルも取りそろえております。
そのため、保証書だけでなく箱やその他の付属品なしの影響は、買取に出すモデルによって変わってくるでしょう。
例えば10万円以下で販売されているセイコーの時計であれば、保証書がなくてもほとんど査定額は変わりません。
一方、グランドセイコーといった効果のモデルで保証書なしの場合、通常買取価格の1割程度がダウンすることがあります。
- ロレックスは影響あり
- パテックフィリップでは十万円単位で価格が分かる場合も
- セイコーは価格帯によって保証書の影響が異なります
時計の高価買取は箱や付属品の保管が成功の鍵!
時計の箱や保証書、その他付属品に関しては、すべてそろっていなくても買取査定を受けることは可能です。
ただし、やはり全てそろった状態の方が、高価買取価格を狙うことができるには間違いありません。
時計本体の取り扱いやメンテナンスだけでなく、その他の付属品に関してもきちんと保管しておくことが大切です。
タグや保護シールといったこれは処分しても問題ないのではないだろう……といった付属品も、思わぬかたちでプラス査定になるケースもあるでしょう。
MARUKA(マルカ)では、時計の高価買取の経験と実績が豊富なプロの鑑定士が、正確かつスピーディーに査定をおこないます。
豊富な流通ルートとレベルの高い自社メンテナンス力を保有しているため、最新の相場をもとに高く買取ができるのです。
なお、手数料・査定料・送料・出張料などはすべて無料なので、遠方から買取依頼をご検討中の方も安心してご利用ください。