アクセサリーボックスの中にしまいこんだ「一度しか身につけたことがないアクセサリー」たち。二度と手に取ろうとしないのは、実際に身につけてみたらあんまり可愛くなかったから?それとも、ファッションの系統が変わったから?
いずれにしても、「似合わないのはアクセサリーのせいだ」と思い込んでしまうと、あとは売るか人にあげるか、箱に押し込んで買ったことさえ忘れていくか。「もう一度、身につけよう」という気持ちにはなかなかなれません。
でも、実は似合わない原因が「付け方」にあるとしたらどうでしょう?同じアクセサリーでも付け方をアレンジすることでまったく違う見せ方ができるとしたら、もう一度、箱の中身を手にとって、自分に合わせてみたくなりませんか?
同じアクセサリーでも、身につけ方をアレンジするだけで驚くくらい印象が変わります。
指輪の新常識は「重ね付け」
おしゃれアイテムの定番「指輪」。ちまたでは、アメリカの歌姫がSNSに投稿した指輪の付け方が注目されています。それは、装飾品の大きな指輪や、デザインの異なる指輪を1本の指に重ね付けするといった大胆な付け方です。アメリカの歌姫以外にも、大きな装飾品の指輪を重ね付けする海外セレブは増えつつあります。
指輪の重ね付けをよりおしゃれに見せるコツは、さまざまな素材を組み合わせること。違う太さの指輪や、あえて装飾のサイズがバラバラなものを重ねることで、個性を演出できます。このように、さまざまなタイプの指輪を自分の好きなように組み合わせて、よりおしゃれを楽しみましょう。
シングルピアスのアシンメトリーな魅力
耳元を美しく飾り立ててくれるピアスやイヤリング。いわゆる「揺れもの」に分類されるこのアクセサリーは、男心をくすぐる魔性のアイテム。それだけに、自分に似合う付け方を研究し、実践していきたいところ。今、海外のセレブたちがこぞって取り入れているトレンドは、アシンメトリー。
片方の耳だけに付けたり、あるいは両方にそれぞれデザインが違うものを付けたり。左右非対称になるように身に付けることが、海外セレブの間で流行っています。どうして、あえてアンバランスな魅せ方をするのか。
それは、ときに安定した美しさよりも、統一されていない美しさのほうがずっと魅力的に見えるから。大胆で印象的なデザインのピアスやイヤリングを際立たせるには、調和の取れたシンメトリーな付け方よりも、ワンポイントで際立たせることのできるアシンメトリーな付け方が効果的。もちろん、ヘアスタイルや全身のコーディネートに合わせて、アンバランスな魅力を保ちつつ、違和感を消すことも大切。シングルのピアスやイヤリングで冒険したいときには、刺々しくなりすぎないよう、全身のコーディネートで緩和することがコツです。
ココ・シャネルに学ぶ「ファッションの極意」
ここまでご紹介してきたのは、美しいアクセサリーの「付け方」。どうやって美しく身に付けるのか、魅力的に飾り付けるのか、ということをテーマにしてきました。
ですが、まったく正反対の考えをファッションの極意として提唱した人もいます。それは、世界的に有名なファッションブランド「Chanel」を一代で興した女性、ココ・シャネル。彼女は「アクセサリーをつけるときは、必ず最後に1つを外すこと」と語っています。
ココ・シャネルが生きた時代と現代では、デザインの流行もコーディネートの常識も大きく変わっています。ですから、ただその言葉を鵜呑みにすればいい、というわけではありません。ですが、闇雲にアクセサリーを身に付けることが、そのまま美しさに直結するわけではないということに気づかせてくれる至言として、頭の片隅に残しておいてもよいのではないでしょうか。
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