オメガを語る上で外せないのが、ムーンウォッチと呼ばれる「スピードマスター」です。
スピードマスターとひと言でいってもさまざまな種類があり、その中のひとつに「オメガスピードマスターマーク2」があります。
今回は、オメガスピードマスターマーク2の特徴や相場、使用しなくなったオメガの腕時計の買取先などを紹介します。ぜひご参考にしてみてください。
なお、掲載している写真は横浜のMEGAドンキホーテ港山下ナナイロ店にて買取させていただいた「復刻版」Ref.327.10.43.50 スピードマスターマーク2です。
オリジナルであるスピードマスターマーク2は、145.014のリファレンスナンバーが付けられ、「1969年」に登場しています。
これまで製造されてきたスピードマスターとは違い、ケースが樽型になっていて無骨な印象がありますが、防水性能やラグを持たないことで堅牢性の高いスピードマスターとなりました。
スタイリッシュさでは一般的なスピードマスターのほうがありますが、マーク2は良い意味で男くさい、ヴィンテージ感満載のデザインだといえます。
オメガスピードマスターってどんなシリーズ?
スピードマスターは、1957年に誕生したオメガを代表するシリーズのひとつです。カーレースのために製造されたクロノグラフウォッチで、主にレーシング関係者に利用されています。
しかし、1962年になるとスピードマスターは宇宙飛行士にも使用されるようになりました。
というのも、NASAで“宇宙空間で耐えられる機械式時計”を募集しており、スピードマスターが見事厳格な検査に合格したため。
これにより、スピードマスターは宇宙飛行士にも利用されるようになったのです。
こうした歴史から、スピードマスターは耐久性に優れていることがわかります。
ただし、オメガのスピードマスターは「手巻き式クロノグラフ」です。手巻き式は自動巻きと違って、自分でゼンマイを巻き上げなければなりません。巻き忘れてしまうと時間が止まってしまうため、定期的に巻き上げる必要があります。
なお、スピードマスターの種類については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
スピードマスターの種類をご紹介!オメガの魅力を知っておこう!
オメガスピードマスターマーク2の特徴|復刻版も存在している?
スピードマスターの種類のひとつに「オメガスピードマスターマーク2」があります。
オメガスピードマスターマーク2とは、1957年に誕生した初代のスピードマスターのデザインを変更したモデルのこと。
2014年には、「1969年に誕生したオリジナルのオメガスピードマスターマーク2の復刻版」が登場しています。
そこで、以下では復刻版のオメガスピードマスターマーク2の特徴をご紹介します。
駆動方式
オメガスピードマスターマーク2の復刻版の駆動方式は、「自動巻き」です。
初代のスピードマスターは宇宙飛行士が使用していたこともあり、自動巻きだとローターが動きづらくうまく巻き上げできないという理由で手巻きを採用していました。
しかし、2014年に登場した復刻版では自動巻きムーブメントの「コーアクシャル キャリバー3330」を搭載。
これにより、腕時計を着用しているだけでゼンマイを巻き上げることが可能です。
ケースサイズ
1969年に誕生したオリジナルのスピードマスターマーク2は、ケースサイズが約41mmと、当時ほかのブランドから販売されている時計と比べるとかなり大きい部類に入っていました。
復刻したスピードマスターマーク2も当時の意匠を受け継いだものになっていて、ケースサイズも42mmと、ほぼ同じサイズとなっています。
オリジナルの装着感が好きな方であれば、違和感なく使えるのではないでしょうか。
素材・ダイヤル
オメガスピードマスターマーク2は、素材にステンレススティールが用いられています。
ステンレススティールは耐食性に優れており、錆びにくくきれいな状態を長持ちさせられるのが特徴です。
また、ステンレススティールは磨き上げることによって非常に美しい輝きを放ちます。
さらに、復刻版では新たに「18Kセドナ ゴールド」が追加。
鮮やかな色合いを持つローズゴールド合金に、ステンレススティールを組み合わせたツートーンデザインとなっています。
オメガスピードマスターマーク2のグレーダイアルに関しては、クロノグラフ秒針にオレンジの蛍光塗料が施されています。
鮮やかな発色により、視認性が高いのが特徴です。
タキメーター
復刻版のオメガスピードマスターマーク2では、サファイア・クリスタルガラスの内側に透明のタキメーターを採用しています。
タキメーターの下にあるアルミニウム製リングにはスーパールミノヴァが施されており、暗いシーンで発光するのが特徴です。
ブレスレット
復刻版のオメガスピードマスターマーク2では、プッシュボタンが付いたクラスプを採用しています。
細かい調整が可能なため、自分の腕にぴったり合うようサイズを自由に変更できます。
オメガスピードマスターマーク2はこんな人におすすめ!
オメガスピードマスターマーク2は、シンプルで派手すぎることがないため、カジュアルな服装やスーツ姿にぴったり合います。
さらに、クロノグラフ秒針にオレンジの蛍光塗料が施されているグレーダイアルは、鮮やかなカラーがファッションのアクセントにもなるでしょう。
カジュアルシーンからビジネスシーンまで幅広く使えるデザインなので、日常使いしたい方にとくにおすすめです。
マーク2の相場は?
最後にオメガスピードマスターマーク2の相場はどうなっているのか?
オリジナルの145.014はもしかして高騰しているのでは?
と、思われがちですが、
今現在、実はそこまで高くなっているわけではありません。
復刻モデルRef.327.10.43.50が販売され、しかもオリジナルも数年しか販売されなかったので、期待が高まるところでしたが、販売価格を見ると大きな変動はありません。
ただし、今現在はあまり価格が上がっていないだけで、今後はわかりません。
スピードマスター プロフェッショナルの限定モデルなどは、軒並みプレミア価格になっているので、そこまでいかずとも、再び注目が集まる日がくるかもしれませんね。
復刻モデルのRef.327.10.43.50は、中古市場で大体32万円くらいから40万円で販売されています。
定価が70万円弱なので、中古で購入されるのは非常にお得ともいえます。
また、買取価格も大体25万から30万弱となっているので、お買い得感もあります。
なお、オリジナルのオメガスピードマスターマーク2は、黒文字盤とグレー文字盤に大きな差が生まれています。
安い物であれば、
黒文字盤が大体20万円~
グレー文字盤が大体30万円~
販売されているので、10万円もの差が生まれています。
この結果からみると、グレー文字盤に関しては緩やかに価格が上昇している印象もありますが、これも今後はどうなるかわかりません。
黒文字盤もこれに続くかはわかりませんが、現時点ではかなりお買い得感はあるので、購入を考えている方は相場をチェックするのがおすすめです
使用していないオメガの腕時計は売却がおすすめ!依頼先はどこがベスト?
オメガの腕時計を使用していない場合は、早めに買取に出すのがおすすめです。
なぜなら、腕時計は使用していないと内部の潤滑油が固まってしまい、劣化を招いてしまうからです。
そうなると腕時計の精度が悪くなり、寿命を縮めてしまう可能性もあります。
あとから買取に出そうと思ったらオメガの価値が下がってしまうこともあるので、早めに売却するようにしましょう。
そこで、以下ではオメガの腕時計の買取を依頼できる場所を紹介します。
買取専門店
買取専門店には腕時計とそのブランドに詳しい査定士が在籍しており、適正な査定が望めます。
たとえば、腕時計とブランドに詳しい査定士がいない場合は、そのアイテムにどのくらいの価値があるのかがわかりません。
これにより、安い査定額を提示される可能性があります。
その点、買取専門店なら腕時計を細かくチェックし、相場もしっかりと把握したうえで適正価格を提示してくれます。
なぜこの査定額になったのかも細かく説明してくれるので、安心して任せられるでしょう。
リサイクルショップ
リサイクルショップは店舗数が多く、気軽に足を運びやすいのが魅力です。
仮に、「買取専門店が近くにない」という場合であっても、リサイクルショップなら近所に点在している可能性があります。
そのため、オメガの腕時計を売却したいタイミングでリサイクルショップに足を運べます。
このほか、予約不要な点もリサイクルショップの魅力のひとつです。
「オメガの腕時計を売却したい」と思ったタイミングでその日のうちに買取してもらえるので、気軽に利用しやすいといえるでしょう。
ただし、リサイクルショップにはブランドに詳しい査定士が在籍していない可能性があります。
これにより、満足のいく査定額にならないことが考えられます。
インターネットオークション
インターネットオークションの場合は、自分で希望価格を設定できます。
たとえば、「最低でも5万円で売りたい」と思ったとき、開始価格をその金額に設定します。
そうすると、オメガの腕時計を欲しいと思った方が5万円以上で入札してくれるので、希望価格での売却が可能です。
また、ほかにも欲しい方がいれば価格はどんどん高くなります。これにより、オメガの腕時計を高額で売却できます。
ただし、インターネットオークションは基本的に個人間での取引になります。トラブルに発展する可能性もあるので、利用する際には十分に注意しなければなりません。
このほか、インターネットオークションは落札されない可能性もあります。
どうしても売りたい場合は、開始価格を下げるなどの工夫が必要です。
とはいえ、そうなると満足のいく価格で売却できない可能性もあるので、その点は念頭に置いておくとよいでしょう。
オメガ買取ならMARUKA(マルカ)がおすすめ
オメガのスピードマスターは通称「ムーンウォッチ」と呼ばれており、宇宙飛行士が着用していたことがきっかけで多くの方に名が知れ渡るようになりました。
そんなオメガのスピードマスターにはさまざまな種類があり、昨今注目を集めているのが「オメガスピードマスターマーク2」です。
オメガスピードマスターマーク2の買取価格が跳ね上がっているわけではありませんが、もし使用していないのであれば、買取を検討するようにしましょう。
前述したように、使用しないまま長期間放置していると劣化する可能性があるからです。
なお、MARUKA(マルカ)ではオメガの腕時計の高額買取を実施しています。オメガの時計に詳しい専門の鑑定士が査定し、適正価格で買取いたします。
もちろん、査定額に納得できなかった場合はキャンセルも可能なので、ぜひお気軽にMARUKA(マルカ)をご利用ください。