東京オリンピック開催で金相場は変わる?知っておきたい基本情報を解説

オリンピックが開催されると、その国に大きな経済効果をもたらすといわれています。
これにより、「金相場はどう変わるのか」と疑問に感じている方は
多いのではないでしょうか。
そこで今回は、知っておくべき金相場・為替相場や東京オリンピックと景気の関係、東京オリンピックイヤーの金相場をご紹介します。
また、オリンピック記念硬貨を高く売るためのコツもまとめているので、金の買取を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

まずは押さえておこう!
金相場・為替相場の基本情報

金といえば、世界共通の「安定資産」のひとつです。
安いときに購入し、高いときに売却することで利益を得られますが、その「安いとき」「高いとき」はいつなのかご存知でしょうか。
金を売買するにあたり、金相場・為替相場を知っておかないとベストなタイミングが掴めないので、まずは知識として押さえておくようにしましょう。

金相場とは

金相場とは、金市場で取引される価格のことを指します。
アクセサリーやジュエリー、地金だけでなく金製品すべてが金相場に影響するので、オリンピック記念硬貨も例外ではありません。
金製品を所有している場合は、この金相場が高いときに買取に出すのがベストです。
とはいえ、金相場はじつは日々変動しているもの。
ちょっとしたタイミングのズレで買取価格が変わってしまうので注意しなければなりません。
金相場が変動する理由には、主に「需要と供給のバランス」が挙げられます。
金は需要が高く、供給量が少ないので高値で取引されています。
この供給量が少ない理由には、採掘できる金に限りがあるのに加え、採掘コストがかかってしまっているから。
仮に、金が採掘できないとなった場合は市場に出回る金の数が減ってしまいます。
そうなると、さらに需要が高くなるので金の希少性がより一層高まります。
この需要と供給のバランスはある程度一定を保っていますが、大きく変動する可能性はゼロではありません。
そのため、金の売買をおこなう際は金相場をチェックしておかないと損してしまう可能性があります。

為替相場とは

為替相場とは、外国の通貨に交換する際の交換比率のことです。
金の取引は米ドルを用いておこなっているため、この為替相場が大きく影響します。
たとえば、ニュースなどで「円安」「円高」「ドル安」「ドル高」という言葉を見聞きしたことがある方は多いでしょう。
円安とは、日本円の価値が下がってしまった状態のことを指します。
仮に、1ドルに交換するには100円を出さなければならなかったとします。
これが、翌日1ドル110円になっていた場合、円の価値が下がりドルの価値が上がっているので、「円安・ドル高」になります。
反対に、1ドル90円だった場合は、円の価値が上がりドルの価値が下がっているので、「円高・ドル安」となります。
では、金を売却する際はどのタイミングがベストなのでしょうか。
金を売却するときは、「円安・ドル高」がおすすめです。
なぜなら、日本では金を取引する際にドルを円に交換してからおこなうからです。
たとえば、1ドル110円だとすると1ドルに交換するには110円出さないといけません。
しかし、ドルを円に交換するから1ドル出せば10円の利益が得られることになります。
そのため、金を売却するときは円安・ドル高のタイミングがよいといわれているのです。

東京オリンピックと景気の関係

まず、知っておきたいのが景気と金の関係についてですが、景気がよいほど金の価値は下がる傾向にあるといわれています。
なぜなら、金は“有事の金”といわれており、経済状況が悪いときに需要が高まるため。
では、「東京オリンピックが開催されると景気がよくなるのか」というと、そうとも言い切れません。
たしかに、東京オリンピックが開催されるとなると海外から訪れる方が増え、経済が活性化します。
しかし、オリンピックの開催にあたり関連施設の建築やインフラ整備をおこなわないといけません。
そこに費用がかかってしまいますし、さらに昨今は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により無観客での開催となっています。
したがって、本来であれば海外から訪れる方の飲食費や宿泊費で得られるはずの収益がほとんどない状態です。
そのため、「東京オリンピックの開催=景気がよくなる」とは
一概には言い切れない
のです。

気になる疑問!
東京オリンピックイヤーの金相場

オリンピックが終わったあとは海外から訪れる観光客数は落ち着き、日本経済も開催時に比べて減少傾向にあります。
仮に、経済の影響によって円安に進んだ場合は、円の価値は下がってしまいますが、反対に金相場は高まります。
とはいえ、東京オリンピックと金相場の関係は必ずしも結びつくものではありません。
金相場が上がるのには新興国の需要の高まりも関係するので、過去の金相場推移とあわせて知っておくようにしましょう。

過去の金相場推移

2016〜2020年の過去の金相場は以下のとおりです。

https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/y-gold.php

上述したデータを見ると、「金の価値は年々増加傾向にある」ということがわかります。
ただし、金相場は常に変動しているので、金の価値が下がらないとは限りません。
そのため、金を買取に出す際は相場を意識してチェックしておくことが大切です。

新興国の需要の高まり

中国やインドなどの新興国では、金の需要が高まっています。
なぜなら、経済成長によって裕福層が増え、
金が施された宝飾品を求める方が増えたからです。
また、インドに関しては婚礼の際に花嫁の持参金として「金の宝飾品を持たせる」という慣習があります。
そのため、インドでは婚礼シーズンは金の需要がさらに高まるのです。
このように、新興国の需要の高まりは金相場にも影響するのですが、反対に需要が減ってしまうと下落する恐れもあるので、海外の金の需要にも目を向けておく必要があります。

【おまけ】
オリンピック記念硬貨を
高く売るためのコツ

東京オリンピックの開催にあたり、記念硬貨を購入した方もいるのではないでしょうか。
このオリンピック記念硬貨は、前述したとおり買取してもらえます。
売却する際は少しでも高く買取してもらうために、高額買取のコツを知っておきましょう。
まず、オリンピック記念硬貨を買取に出す前に素材を確認しておくことが大切です。
金貨や銀貨であれば金相場が影響してくるので、
高いときに買取に出すようにしましょう。

このほか、オリンピック記念硬貨はケースから出さないことも高額買取のコツです。
なぜなら、ケースがあれば付属品として扱われ、プラス査定になる可能性があるからです。
また、ケースに保管したままであれば汚れにくく、よい状態をキープできるので価値が高まります。
そのため、オリンピック記念硬貨はケースから出さないようにしましょう。
仮に、買取に出す予定がない場合であってもいずれ売却する可能性があれば、ケースに入れたまま保管しておくことが堅実です。

金の買取なら
MARUKA(マルカ)がおすすめ

東京オリンピックが開催され、「金相場はどう影響するのか」と疑問を抱えている方は少なくありません。
金相場は、オリンピックが開催されたからといって
大きく影響することはほとんどないといえます。
しかし、仮に円安が進んだ場合は金の需要が高まり、金相場も上昇します。
このタイミングで金を買取に出すことによって高額買取が期待できるので、売却するのも一案です。
MARUKA(マルカ)には、金に詳しい専門の査定士が在籍しています。
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さらに、ホームページではその日の金の買取価格相場も掲載しているので、ご利用前にご確認いただけます。
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