最新のトレンドアイテムのはずなのに、年上の人に「あら懐かしい」……なんて言われてしまって、ちょっとがっかり。こんな経験、ありませんか?「私が若い頃に流行ったものにそっくり」なんて言われてしまうと、ちょっと複雑な気分ですよね。ただ、それは別にあなたのセンスが古臭い、と揶揄されているわけではないのです。
ファッションの流行は、主要なファッションブランドがコレクションやショーで打ち出すスタイルから作り上げられているもの。不思議なことに、常に新しく斬新なスタイルを、と求め続けるうちにかつて流行ったアイテムが輝きを取り戻すことがあります。いわゆる、「リバイバルブーム」。ファッションの流行は、定期的に巡ってくるものなのです。
ちなみに、2015年の流行は70年代スタイル。実に40年も昔のファッションがブームになっています。以前は古臭くてダサいと思っていたファッションが、いつの間にかまた流行っているのですから不思議ですよね。
ここでは、2015年を中心にリバイバルブームが巻き起こっている、70年台のスタイルやアイテムをご紹介します。
あれもこれも!リバイバルブームのスタイル・アイテム色々
・プロデューサー巻き
カーディガンを肩に巻く、いわゆる「プロデューサー巻き」。テレビや広告業界の男性がしていたことから名前がついたこのスタイルも、一時は「ダサい」と敬遠されていましたが、再び脚光を浴びるようになってきました。シンプルなスタイルに鮮やかな色のカーディガンを巻くことで差し色になるほか、空調で冷える場所ではカーディガンを着るといった調整ができるのも人気の理由のようです。
・ハイウエストのシャツイン
いかにも「リバイバルブーム」といったスタイルが、ハイウエストのパンツにインして着るシャツ。といっても、昔のようにきっちりインしてしまってはいけません。今のトレンドは「ざっくりシャツイン」。前部分だけをややルーズにインすると、絶妙なこなれ感が出て今風のオシャレに。
・ボヘミアンスタイル
現在のリバイバルブームの中心となっているのが、70年代に大流行したボヘミアンスタイル。ブーツやバッグについたたっぷりのフリンジや、スエード生地の靴、レトロで大胆な花柄など、民族調のボヘミアンスタイルが最近のトレンドにも多く取り入れられています。
押し入れに意外なアイテム、眠っていませんか?
「また流行っているのなら、押し入れの奥に眠っているあの服がまた着れる!?」と思ってしまうかもしれませんが、昔の服を引っ張りだして着てみても、なぜか古さがにじみ出てしまうのがファッションの不思議なところ。そこをうまくアレンジして着こなしてしまうオシャレさんもいるのですが、なかなか難しいのではないでしょうか。思えばメイクなども、ナチュラルな太さの眉や真っ赤なルージュなど、昔の流行がリバイバルしていましたが、まったく同じというわけではなく、今風にアレンジされていましたよね。
そうして引っ張りだしてきた古い洋服やバッグ、アクセサリー。「ブランドものだから、もったいなくて捨てられなかった……」というものもあるのではないでしょうか。また仕舞いこんでしまうよりも、買取専門店で買い取ってもらった方が、部屋もすっきりとしますし、意外な臨時収入になるかもしれませんよ。特にブランドもののバッグやゴールドアクセサリーなどは、状態が良ければ思わぬ価格で引き取ってくれることも。押し入れの整理ついでに、いらないものを1度買取専門店に持っていってみましょう。