アベンチュリンは、キラキラと美しく輝く鉱物です。
「グリーンアベンチュリン」が最もポピュラーな種類で、深い緑色をしているのが特徴です。
ブレスレットを中心にさまざまなアクセサリーにあしらわれているので、アベンチュリンをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回はアベンチュリンにフォーカスし、特徴やパワーストーンとしての効果、種類などについてご紹介します。
合わせて、アベンチュリンを買取に出したい方向けに、高額買取が見込めるパワーストーンの特徴などについてもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
鮮やかな色合いが目を引く!
アベンチュリンについて
アベンチュリンは、18世紀のイタリア・ベニスのムラノ島にあったガラス工房で生まれたといわれています。
ガラスを溶かしている過程で、職人が誤って銅のくずを落としてしまい、偶然キラキラと輝くガラスができたそうです。
その様子を目にした職人たちが「偶然起こった(a ventura)ガラス」と呼んだことから「アベンチュリン」という言葉が生まれたとされています。
アベンチュリンの特徴
アベンチュリンは、ひとつの鉱物を指す言葉ではありません。
鉱石の一種であるクォーツァイトの中には、雲母がインクルージョン(内包)したことでキラキラとした輝きを放つものがあります。
その光学効果を持った鉱物の総称を「アベンチュリン」といいます。
アベンチュリンの最大の特徴は、キラキラとした美しい輝きです。
この輝き、ひいては光学効果のことを「アベンチュレッセンス」といい、その度合いはアベンチュリンの色によって異なります。
アベンチュリンの主要産地はインドで、このほかブラジルやタンザニア、アメリカでも採取できることがわかっていますが、産地によって持ち味が違い、採れやすいカラーも異なります。
アベンチュリンは別名「インド翡翠」とも呼ばれますが、これはインドで最もよく採れるアベンチュリンが美しい深い緑色をしており、翡翠にとてもよく似ているためです。
決して、アベンチュリンと翡翠が同じものというわけではありません。
アベンチュリンは翡翠の代用品として用いられることも多いですが、アベンチュリンと翡翠は化学成分が異なり、まったくの別物なので注意しましょう。
アベンチュリンの石言葉とパワー
アベンチュリンは5月の誕生石であり、「やさしさ」「素直さ」「心の安定」「愛」「沈着」「勇敢」などの石言葉を持っています。
パワーストーンとしての効果には、ストレスの緩和や疲労回復などがあり、ネガティブな思考を解消し精神のバランスを整え、物事を円満に収める効果も期待できます。
さらに、古代チベットでは仏像の目にアベンチュリンを飾っていたことから、洞察力を高め真理を見抜くパワーもあるとされています。
こうした点からアベンチュリンは、ストレスや疲れが溜まっている方をはじめ、恋愛のチャンスを掴みたい方、人間関係の改善したい方、新しく何かを始めたい方、目標を達成したい方におすすめのパワーストーンといえます。
アベンチュリンの種類
アベンチュリンにはグリーンをはじめ、ブルーやピンク、オレンジなどのカラーバリエーションがあります。
それぞれの特徴をご紹介します。
グリーンアベンチュリン
美しい深緑色のグリーンアベンチュリンは、最も人気な種類です。
他のカラーよりもアベンチュレッセンスがとてもきれいに見られます。
ブルーアベンチュリン
濃い青色が魅力的なブルーアベンチュリンは、アベンチュレッセンスがあまり見られないのが特徴です。
アベンチュレッセンスが少ないアベンチュリンは、輝きのない鉱物「クォーツァイト」に種別されるため「ブルークォーツァイト」とも呼ばれます。
ピンクアベンチュリン
ピンクアベンチュリンはピンク〜赤褐色の色味を帯びており、「レッドアベンチュリン」とも呼ばれ、グリーンアベンチュリンに次いで人気カラーです。
淡い透明感がとても可愛らしく、アベンチュレッセンスもきれいに見られます。
オレンジアベンチュリン
オレンジアベンチュリンは、とても鮮やかなオレンジ色が魅力的です。
ブルーアベンチュリンと同じく、アベンチュレッセンスがあまり多く見られないため、「オレンジクォーツァイト」とも呼ばれます。
ないに等しいってホント?
アベンチュリンの買取相場
アベンチュリンの買取価格はカラーや種類によって大きく変わるので、相場についても一概にはいえません。
また買取相場は常に変動しており、業者によっても大きく異なります。
そのためアベンチュリンを買取に出す際は、最初からひとつの業者に絞るのではなく、買取実績が豊富な業者を複数選び、それぞれに査定を依頼してみることをおすすめします。
そうすれば、ある程度の相場を確認できますし、自分にとって納得できる価格で買い取ってもらうことも可能です。
押さえておこう!
高く買い取ってもらえる
パワーストーンの特徴
アベンチュリンは、アベンチュレッセンスが多く見られるものが人気で買取価格も高値となると思われがちです。
もちろんそれも大切なポイントですが、このほか
「きれいに発色をしているか」
「きちんと研磨がされているか」
「割れや欠けなどがないか」
といった点も重要な査定基準になります。
高値で買い取ってもらえるパワーストーンの特徴をご紹介しますので、アベンチュリンを買取に出す際は参考にしてみてください。
透明度が高い
宝石類を買取に出すにあたり、透明度は重要なポイントのひとつです。
傷や不純物が少なく、濁りやくすみがないものは高値で取り引きされやすいといえます。
そのため、もし宝石を汚してしまっている場合は、専用のクロスで磨いたり、水洗いをしたりして透明度を高めましょう。
宝石によっては水に弱いものもあるので、水洗いした際は必ず自然乾燥させることが大切です。
色味がよい
宝石の色味も、査定するうえで重要なポイントになります。
色ムラがなくきれいに発色をしており、輝きがあるものは高値になりやすいといわれています。
反対に色味が悪い場合は、相場よりも安値で取り引きされる場合があります。
ラウンドブリリアントカットである
宝石は、カッティングによって輝きや見え方が変わります。
そのため、カッティングも重要なポイントであり、買取価格を左右することがあります。
数あるカッティング方法の中でも「ラウンドブリリアントカット」は人気があります。
ラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンドの最もスタンダードなカッティング方法であり、中央部分は丸く、中央から放射状にカッティングされているのが特徴です。
ダイヤモンドに限らず、ほかの宝石に施されることもあります。
ラウンドブリリアントカットは、17世紀にイタリア・ヴェネツィアで考案され、20世紀初頭にベルギーで確立されたといわれています。
光の反射や屈折率を計算し、宝石が最も美しく輝けるフォルム・アングルであることから、ラウンドブリリアントカットが施された宝石は高値になる傾向があります。
アベンチュリンの買取なら
MARUKA(マルカ)がおすすめ
アベンチュリンは、キラキラときれいに輝く見た目の美しさはもちろん、ヒーリングパワーも多岐に兼ね備えているため、お守りやジュエリーとして人気のパワーストーンです。
もし、自宅に眠ったままのアベンチュリンがある方は、それがどのくらいの価値があるのか一度査定してみませんか。
MARUKAにはGIA.G.G(米国宝石学会宝石鑑定士)が在籍しているため、鑑定書・鑑別書のない宝石でも、正確に鑑定・鑑別できます。
「アベンチュリンを査定してみたい」「不要になったアベンチュリンを買取に出したい」という方は、ぜひ一度MARUKAをご利用ください。