世界中に無数にあるダイヤモンドブランド。
中でも「世界三大カッターズブランド」は外せない存在です。
過去に数々の功績を残しており、
美しさを兼ね備えた高品質なダイヤモンドを取り扱っています。
そして、ダイヤモンドをより身近に感じられるジュエリー。
ジュエリー業界にもまた「世界5大ジュエラー」という有名ブランドが存在します。
そのブランドが魅せるジュエリーは、世界中で高い人気と知名度を誇ります。
そこで今回は、世界三大カッターズブランドと世界5大ジュエラー、それぞれのブランドについてご紹介します。
ダイヤモンド・ジュエリーに関する知識を深めたいという方は、是非読んでみてください。
ダイヤモンドを美しく輝かせる!
世界三大カッターズブランド
カッターズブランドとは、ブランド専属のダイヤモンド研磨士が原石のダイヤモンドを磨き上げ、独自のカッティングを施すブランドのこと。
中でも、カッティング技術が秀でていたり、カットにおける評価基準を新たに設けたりと、さまざまな実績・功績を残しているブランドは
「世界三大カッターズブランド」と呼ばれています。
これには「ロイヤル・アッシャー」と「モニッケンダム」「ラザール ダイヤモンド」が該当し、それぞれのブランドには異なる特徴があります。
ロイヤル・アッシャー
「ロイヤル・アッシャー」は、1854年にオランダで創業したダイヤモンドブランド。
名前にある「ロイヤル」は、長きにわたってオランダに貢献した企業(業種)につき、1社にしか与えられない特別な称号です。
数あるダイヤモンドブランドの中でも、この称号を持っているのはロイヤル・アッシャーのみであることから、同ブランドのダイヤモンドは世界中の王室や皇室から賞賛を集めています。
そんなロイヤル・アッシャーの功績は、
世界最大のダイヤモンド原石のカットに成功したこと。
ロイヤル・アッシャーは、過去にイギリス王室から「3,106カラットのダイヤモンド原石をカットする」という依頼を受けました。
当時はコンピューター技術がなく、すべての作業を人力で行っていましたが、見事ダイヤモンドのカットに成功したのです。
これがロイヤル・アッシャーというブランドを一躍有名にした功績であり、今なおダイヤモンドの歴史を語るうえで外せない出来事となっています。
ロイヤル・アッシャーでは、ダイヤモンドの原石選びにこだわっています。
なぜなら「素晴らしい技術を持ってしても、原石がよくなければ輝きは薄れてしまう」と考えているためです。
透明感が高く歪みのない原石のみを厳選して調達し、独自のカッティングを施します。
そして、ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドの輝きは、透明感と白さを兼ね備えた「ブリリアンス」であるのが特徴。
内部に入った光が屈折を経て上部に反射し、美しい輝きを魅せます。
また、純白のウェディングドレスにも引けを取らない白さと上品さも魅力のひとつです。
モニッケンダム
「モニッケンダム」は、1890年に設立されたダイヤモンドブランド。
独自に生み出したダイヤモンドのカッティング技術と純白の輝きが有名です。
モニッケンダムは、ダイヤモンドをより輝かせるための技術を追求してきました。
その中で生まれたのが、外周部分を切子(きりこ)せずに磨き上げる「サークル・オブ・ラスター」という技術。
サークル上に磨き上げられた外周部分が「光の輪」のように見えることからその名が付けられました。
今でこそ多くのダイヤモンドブランドがこの技術を取り入れていますが、その先駆けとなったのがモニッケンダムだったのです。
また、モニッケンダムの「原石に命を与える」というカッティングポリシーから生まれた「ラグジュアリーホワイト」は、特徴的な輝き方を魅せます。
純白のまばゆい煌めきがはじけ飛び、美しい輝きを最大限に引き出します。
そして、モニッケンダムのダイヤモンドをあしらったジュエリーには、伝統と格式を重んじるイギリスを連想させたようなデザインが多くあります。
たとえば、イギリスの国花であるバラや紋章をモチーフにしたデザインは、どこかクラシカルな雰囲気を感じさせてくれます。
さらに、カッターズブランドの中では珍しいプラチナとゴールドのコンビデザインもあります。
クラシカルな雰囲気の中にも個性を出したいという方にぴったりです。
ラザール ダイヤモンド
「ラザール ダイヤモンド」は、1903年に創業されたダイヤモンドブランド。
ダイヤモンドの品質を評価する「4C」を確立したブランドとして有名です。
当初、ダイヤモンドの評価は「カラット(重さ)」「カラー(色)」「クラリティ(透明度)」の「3C」が一般的でした。
しかし、ラザール ダイヤモンドの創業者であるラザール・キャプランは、3Cに加えて「カット(輝き)」もダイヤモンドの美しさを測るうえで必要な要素だと考えたのです。
そこで、ラザール・キャプランはカット(輝き)の重要性を説き、新たな評価基準として3Cから「4C」へと変更することを提案しました。
その後、4Cは新しいダイヤモンドの評価基準として確立され、今もなお残っています。
さらに、ラザール ダイヤモンドは「ラウンドブリリアントカット」のカット方法とノウハウを確立しました。
ラウンドブリリアントカットとは、57〜58面体にもなる細かいカッティングが特徴的な、いわゆる逆三角形の形をしたダイヤモンドのことです。
現在はスタンダードとなったこのカットは、当時ダイヤモンドが一番輝く形状とされていましたが、細かく正確なカットが必要なため人の力では不可能と言われていました。
しかし、ラザール・キャプランはその形状を忠実に再現し、カット方法とノウハウを確立したのです。
そんなラザール ダイヤモンドが手掛けるダイヤモンドは「ディスパージョン」といわれ、七色の輝きを放ち、その華やかさは世界一と称されています。
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世界5大ジュエラー
ダイヤモンドジュエリーを扱うブランドは複数あり、中でも世界中で高い知名度と人気を誇っているブランドを「世界5大ジュエラー」といいます。
ティファニー(TIFFANY & Co.)
「ティファニー」は、1837年にニューヨークで創業したブランドです。
創業当初は文房具や装飾品を主に販売していましたが、1848年に開始した宝石事業が成功してからは、宝石商としての人気を確立していきました。
そんなティファニーの特徴は、「年代を問わず人気があるところ」です。
ティファニーのジュエリーコレクションには、ダイヤモンドをはじめ、ルビーやサファイアなど、さまざまな宝石が使用されています。
そのため、年代を問わず自分の好みに合ったデザインを見つけられるのです。
ティファニーのジュエリーの中でも、とくに高い人気を誇っているのが「バイザヤードネックレス」です。
一粒のダイヤモンドが際立つようにデザインされており、ティファニーの代表作といえます。
予算に合わせてダイヤモンドのカラット数を選択できるのも、人気の理由のひとつです。
ティファニー(TIFFANY & Co.)の公式サイトはこちら
カルティエ(Cartier)
「カルティエ」は、1847年にフランス・パリで創業したブランドです。
イギリス国王・エドワード7世が、カルティエのジュエリーを讃えるために「Jeweller of kings,king of jewellers(王の宝石商、宝石商の王)」という言葉を贈ったのは有名なお話。
国王も認めるほどの高品質なジュエリーを扱う、まさに王室御用達の名門ジュエラーです。
カルティエの特徴は、「徹底的にこだわり抜いた宝石を使用しているところ」。
カルティエ独自の規格である「ダイヤモンドエキスパート」に基づき、4Cの中でも最高級グレードのダイヤモンドを選び、取り入れています。
おなじく、ジュエリーの土台となるプラチナやゴールドも選び抜いたものだけを使用しており、カルティエらしい上品な美しさを演出しています。
そんなカルティエのジュエリー製品の中でも、
とくに支持されているのは「ラブ」コレクション。
「2人の愛を固く繋ぎとめる」という深い意味が込められていることから、愛を象徴するジュエリーとして人気を博しています。
ブルガリ(BVLGARI)
イタリア・ローマで1884年に創業した「ブルガリ」。
アパレル企業グループ「LVMH」の傘下にある高級宝飾ブランドで、香水や時計など幅広く事業を展開しています。
そんなブルガリの特徴は、なんといっても「大胆な色使い」です。
3大貴石と呼ばれる「ルビー」「サファイア」「エメラルド」以外のカラーストーンに着目したブルガリは、
「アメシスト」「トルマリン」などを積極的に用いたジュエリーを発表しました。
さらに、宝石の表面をカットせずにドーム上に研磨した「カボションカット」によって、宝石の持つ色合いと美しさを最大限に発揮。
こうした独自の取り組み・技術により、ブルガリは「色石といえばブルガリ」といわれるほどにまで成長を遂げます。
そんなブルガリのジュエリーの中でも特に有名なのが、煌びやかな輝きを放つ「ワイルドポップ」と呼ばれるネックレスです。
ブルガリならではの色彩美が魅力的なだけでなく、カラーストーンの美しさを余すことなく引き出しています。
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
1906年にフランスで創業した「ヴァンクリーフ&アーペル」。
宝石を支える爪が目立たない技術「ミステリーセッティング」を開発したことでも知られるハイジュエラーブランドです。
この技術によって、正確にカットされた宝石がさらに美しく輝きます。
ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは、女性らしい優雅なデザインが特徴的です。
花や蝶、リボンなど、フェミニンなモチーフを取り入れたデザインが多く、華やかでありながらも独創性と高級感を併せもっています。
中でも四つ葉のクローバーのモチーフが目を引く「アルハンブラ」は、ヴァンクリーフ&アーペルを代表する人気のコレクション。
無駄のないシンプルで女性らしいデザインは、カジュアル・フォーマルを問わず、さまざまなシーンで身に着けられます。
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の公式サイトはこちら
ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)
「ハリー・ウィンストン」は、1932年にニューヨークで創業したブランド。
創業者のハリー・ウィンストンは、ダイヤモンドをこよなく愛し、その魅力を最大限に発揮するため尽力しました。
その功績から、後に彼は「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されます。
ハリー・ウィンストンのダイヤモンドジュエリーの中でも、とくに有名なのが「ウィンストニアン・スタイル」です。
その特徴は、まるで素肌の上にダイヤモンドをあしらっているかのようなデザイン。
これは、極細のワイヤーを使用してダイヤモンドを留める地金の使用量を最小限にする、というハリー・ウィンストンが開発した独自のセッティング技術により生み出されています。
あらゆる角度から光が取り込まれるので、ダイヤモンドが美しく輝きを放ちます。
そんなハリー・ウィンストンのジュエリーの中でも、とくに人気が高いのが「リング」です。
多くの有名人や著名人が婚約指輪にハリー・ウィンストンの指輪を選んでいます。
たとえば「ソリティア・リング」は、リングの中心にダイヤモンドがあしらわれたシンプルなデザイン。
リングを細くすることで、ダイヤモンドの大きさと美しい輝きを引き立てています。
世代を超えて愛される王道スタイルのリングです。
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それぞれのブランドによって、ダイヤモンドに対するこだわりや魅せ方はさまざまです。
美しく輝くダイヤモンドとそれを引き立てるジュエリーは、これからも身に着ける人々を魅了し続けていくはずです。
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