シャネルのロゴの由来とは?ココ・シャネルがロゴに込めた想い

高級ラグジュアリーブランドの「シャネル」
その名を聞くと、2つの「C」が左右対称に重なっているロゴをイメージする方は多いのではないでしょうか。
しかし、シャネルのロゴにどのような由来があって、どのような想いが込められているのかまでは知らない方もいるはず。
シャネルをより深く知るためにも、ロゴについて押さえておきましょう。

そこで今回は、シャネルのロゴ・マークの特徴をはじめ、由来やロゴに込められた想いについて解説します。
また、そんなシャネルのロゴに込められた想いを引き継ぐ歴代デザイナーも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

目次

シャネルのロゴ・マークの特徴

まず、シャネルは「ココ・シャネル」によって創立されたブランドです。
シャネルのロゴ・マークは、このココ・シャネルの頭文字から付けられており、2つの「C」が左右対称に重なり合っているのが特徴です。

なお、ココ・シャネルはじつは本名ではありません。
本名は、「ガブリエル・ボヌール・シャネル」です。
シャネル創業前に舞台で歌っていた「ココリコ」という曲名から「ココ」という愛称が付き、そこから「ココ・シャネル」にしたといわれています。

シャネルのロゴの由来とは?

では、シャネルのロゴはどのようにして誕生したのでしょうか。以下では、シャネルのロゴの由来についてご紹介します。

Cを反転させた

1つ目が「Cを反転させた」です。
ココ・シャネルがロゴを考案していたとき、「C」の文字が書かれた2枚の紙のうち、1枚が風でひっくり返り反転したそうです。
反転したままの状態の紙をもう1枚の紙と重ね合わせてみたところ、左右対称に重なり合うダブルCマークを見てそれがきっかけで誕生したといわれています。

城で見たマークを模倣した

シャネルのロゴの由来のもうひとつが、「城で見たマークを模倣した」です。
ココ・シャネルが香水を製造するために南フランスの「シャトー・ド・クレマ(Chateau de Cremat)」に訪れたとき、城の壁面に記されていた左右対称に重なり合うダブルCマークを発見。
このマークを気に入り、城に許可を得てからブランドのロゴにしたといわれています。

シャネルのロゴに込められた想い


シャネルのロゴには、「女性の自由」「自立」などの想いが込められています。

1910年、シャネルは「シャネル・モード」という帽子の専門店をパリで設立したことから始まります。
当時は、コルセットでウエストを締め付け、足首まであるロングスカートのドレスを着用するのが当たり前の時代でした。
しかし、第一次世界大戦のとき戦場に行った男性の代わりに、女性が肉体労働するようになったのです。
とはいえ、当時の衣装は肉体労働に不向き。これを変えたのがシャネルです。

シャネルは、「着心地のよさ」と「シンプルで無駄がない衣服」という2つの点に重きを置き、衣服の製造を始めます。
それからジャージー素材を使った七分丈のスカートやスーツが誕生。
女性が着ることのなかったパンツスタイルも登場したことにより、シャネルは瞬く間に女性の憧れのブランドとなっていったのです。

その後、シャネルは喪服として扱われていた黒色をドレスに採用。
ネガティブなイメージのある黒色を身に着けるのはタブーとされていましたが、シャネルはそれをモード色としてファッションに取り入れたのです。
この黒には、「女性の自由」「開放」といったシャネルの想いが込められています。

ほかにもシャネルは、両手を空けて自由に歩けるようにとショルダーバッグを開発したり、持ち運びがしやすいようにとスティック状の口紅を提案したりと、女性がしがらみから開放されるアイテムを生み出し続けたのです。
また、上流階級に関係なく誰もが楽しめるようにと、シャネルは香水も生み出しています。

このように、シャネルのロゴには女性の自由を願う想いが込められているのです。

なお、シャネルの生い立ちは以下の記事でも紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

憧れのシャネル創設者 ココ・シャネルの生き様

ロゴに込められた想いを引き継ぐ!4人の歴代デザイナーをご紹介

ここでは、そんなシャネルのロゴに込められた想いを引き継ぐ歴代のデザイナーをご紹介します。

カール・ラガーフェルド

1971年にココ・シャネルが亡くなったあと、低迷したブランドを復活させたのがカール・ラガーフェルドです。
カール・ラガーフェルドはシャネルのほかにも、「ピエール・バルマン」「ジャン・パトゥ」「クロエ」「フェンディ」などの有名ブランドのデザインを手掛けており、また自身のブランドも展開。「モードの皇帝」として有名な人物です。

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ

シャネルのジュエリーを盛り上げたのが、1984年に就任したヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌです。
フランスの名門貴族の出身である彼女は、12歳の頃からブレスレットを溶かして指輪を作るほど、ジュエリーに興味・関心を抱いていたといわれています。
シャネルでは1998年までの14年間ジュエリー部門のデザイナーとして活躍し、数多くのアイテムを生み出しています。

シャネルから離れたあとは、ディオールのファインジュエリーディレクターとして活躍しています。

ピーター・フィリップス

ココ・シャネルが亡くなったあと、メイクアイテムを盛り上げたのがピーター・フィリップスです。
ピーター・フィリップスは、シャネルのメイクアップ部門のグローバル クリエイティブ ディレクターとして2008年に就任。
シャネルのショーの演出をおこなったり、ネイルで人気の505番「PARTICULIERE(パティキュリエール)」のヒットアイテムを生み出したりしている人物です。

なお、ピーター・フィリップスは2014年より、ディオールのメイクアップ部門のクリエイティブ&イメージ・ディレクターとして就任しています。

ルチア ピカ

2015年、メイクアップ部門のグローバルクリエイティブ&カラーデザイナーに就任したのが、ルチア ピカです。
もともとはフリーのメイクアップアーティストとして活躍しており、数多くのモデルやクリエイターとの仕事をこなしキャリアを積み重ねてきました。

2017年には、スプリングサマーメークアップコレクションにて「コココード」を発表。「自らのスタイルの確立に挑戦してほしい」という想いを込めたアイテムを展開しています。

シャネルの買取ならMARUKA(マルカ)がおすすめ

シャネルのロゴの由来は諸説あって定かではありませんが、いずれにせよそのロゴには「女性の自由」「自立」といったココ・シャネルの想いが秘められています。
女性が古い価値観に囚われることなく、自由にファッションを楽しめるシャネル。ココ・シャネルが亡くなったあとも、その想いは歴代デザイナーによって引き継がれているのです。

シャネルにはバッグや腕時計、ファッションアイテムなどが多数展開されています。もし、「シャネルのアイテムを仕舞ったまま」という場合、年月が経つにつれて劣化してしまう可能性があります。シャネルのアイテムを使ってくれる方に託すためにも、タンスなどに仕舞ったままであればぜひ買取を検討してみてはいかがでしょうか。

MARUKA(マルカ)には、シャネルに詳しい専門の査定士が在籍しています。
お客さまの大切なシャネルのアイテムを目の前で鑑定し、「なぜその査定額になったのか」の理由を丁寧にご説明いたします。
また、MARUKA(マルカ)では無料で査定をおこなっているので「どのくらいの査定額になるのかが知りたい」という方でもお気軽にご利用いただけます。
シャネルのアイテムをしまったまま、もしくは処分しようと検討している方は、ぜひこの機会にMARUKA(マルカ)をご利用ください。

シャネルの関連記事はこちらから

MARUKA(マルカ)のシャネル買取についてはこちらから

目次