マンションや一軒家のモデルルーム、何だか憧れませんか?ごちゃごちゃしていなくてシンプルで、とてもオシャレ。「あんな部屋に住んでいる人なんているの?」と思うかもしれませんが、実際、あのような部屋で暮らしている人は意外と増えているのです。
モデルルームのようにスッキリとした部屋で暮らす、持ち物を最低限に減らしている人を「ミニマリスト」と呼びます。
シンプルに丁寧に生活することで得られること
ミニマリストは、断捨離を極めた人々。服や生活用品、家具など、身の回りのモノを徹底的に減らすことで生活をシンプルにすることを目指しています。
使わない、必要でないモノは処分して当たり前のミニマリストにとっては、多くの人が生活必需品と考えるベッドやテレビ、洗濯機や電子レンジも不要品に該当することも。ミニマリストは「あるもので代用できないか考えると、意外と不要なモノは多い」と言います。テレビがなくてもニュースなどの情報はネットから仕入れることができますし、掃除機は粘着テープや雑巾で代用できます。
だらだらテレビを観る時間を捨て、家事や自分磨きにかける時間を増やすことで、心にも余裕が生まれます。シンプルに丁寧に生活することで、モノはなくても、精神的に充実した日々が過ごせるのです。
そんなミニマリストたちが口をそろえていう断捨離のコツは、「使わないモノは捨てる」というもの。何となく「いつか使うかもしれない」「記念のモノだから」「高かったから」といった理由で、使いもしないモノを部屋に置いたままにしていないでしょうか。服ならば「シーズンなのに着なかったモノ」、生活用品なら「1年使わなかったモノ」を処分してしまうべきだといいます。
「この服はお気に入りだから、とっておきのときに着たい」「このバッグは高かったから、くたびれるのが嫌でなかなか使えない」といって、大切にクローゼットにしまいこんでいるモノも、考え直してみましょう。特に服やバッグは流行りや好みが移り変わるもの。「気に入っているものならなおさら、何度も着てくたびれたら手放すのが正しい使い方だと思う」というのがミニマリストたちの考え方です。
本当に気に入ったモノだけで作るシンプルでおしゃれな空間
また、「これは本当に必要だろうか?」と問いかけるのも大切。例えば、当たり前に使っているバスタオルやボディソープも、本当に必要なものでしょうか。フェイスタオルや石けんで代用できるかもしれません。また、来客用のふとんや食器も、年に何度かしか使わないのであればレンタルするという選択肢もあります。
そういった問いかけを1つずつ行っていきながら、部屋の断捨離をしてみてください。大切なのは、モノへの過剰な執着を捨てること。執着を捨て去って部屋を片付ければ、驚くほど部屋も心もスッキリとするはずです。本当に必要なモノ、気に入ったモノだけでインテリアを構成すれば、モデルルームのような部屋を実現することもできます。
そうして処分するものは、思い切って捨てるもよし、売ってしまうもよし、どこかへ寄付するもよし。売ったり寄付したりする際は、思い立ったらすぐに実行するのがおすすめです。最近は郵送で査定を行ってくれる買取専門店も増えてきたので、そういったお店を利用するのもいいかもしれませんね。