「素敵だな……」と思う人には、必ずといっていいほど共通点があります。
それは、その人らしさが出ていること。例えば、ナチュラル感だったり、可愛らしさだったり、柔らかさだったり。雰囲気は、人によって違います。それが個性というもの。
まずは自分の個性を知ること。それが、素敵に見られるためのスタートといえます。では、自分の個性を知り、「自分らしさ」を表現するには、どうすれば良いのでしょうか?
「自分らしさ」を表現する「パーソナルカラー」のチカラ
「自分らしさ」を表現するには、色のチカラを借りましょう。人にはそれぞれ、似合う色「パーソナルカラー」があります。流行や好み、季節に影響されず、あなたを永遠に輝かせ続ける色、それがパーソナルカラーです。肌、目、髪の色に合うパーソナルカラーを選ぶことで、魅力が最大限に引き出されます。
例えば、肌に赤みや青みのあるピンク系の人は、ローズ系やパープルピンク、ワインレッド、ブルー系に無彩色の白黒灰が似合います。オークル系の肌で黄みのある人は、オレンジやイエローグリーン、イエロー、コーラル系ピンクにアイボリーホワイト、ベージュ、キャメル、ブラウンがぴったり。傾向を掴んだら、鏡の前で色々と組み合わせてみましょう。
次に、体型や顔の雰囲気によっても似合う色は影響されます。色黒の人は、濃い色の方が引き立ちます。淡いピンクより、カボチャやカキのような濃いオレンジが似合います。逆に色白なら、淡い色の方がキレイに見えます。
顔立ちがはっきりしている人は、ビビッドカラーのハッキリした色。反対に、あっさり顔の人は、中間色の柔らかい色がバランスよく見えます。
大柄な人は、淡めより強めで濃い色の方が色味を活かしたスタイルを作りやすいでしょう。逆に小柄な人は、強すぎたり濃すぎたりする色は避け、柔らかい色や淡い色でまとめることで、イメージにマッチした落ち着きのあるスタイルに。
色が持つイメージで、なりたい自分に!
ただ、あなたに似合う色は、1色だけとは限りません。人それぞれ、似合う色は幅広くあります。その中で「自分がなりたいイメージ」と「色が持つイメージ」を考えて選ぶと良いでしょう。
・赤は、情熱の色。情熱的でインパクトのある雰囲気を演出したい、強くアピールしたい、というときにおすすめです。
・黄色は、爽やかで元気な印象を与える「コミュニケーションの色」といわれていて、親しみのある印象や明るく快活なイメージを伝えるにはベスト。
・緑はアイレストグリーンとも言い、目に良い色とされています。心身の疲れを癒やす色としても知られ、誠実さや健康的なイメージを演出したいときにはぴったり。
・ピンクは、女性に特に選んでほしい色。「身につけるだけで美人になれる色」とも言われており、着ると肌ツヤも美しく見えます。女性らしく優しい色で、エレガントで上品なイメージに。
・青はクールで知的、信頼、誠実といったイメージの色。慎み深く、落ち着きのある人柄をアピールしたいなら、この色がおすすめ。
・紫は、赤と青が混ざった色で、静と動の両方を持ち合わせています。イメージとしては、高級感や妖艶な魅力。女性としての魅力を前面に押し出したいときに使うと、効果的にアピールできるでしょう。
どれを選ぶのかはもちろん、他の色との組み合わせ方によっても、相手に与える印象は大きく異なります。
似合わない高価なものより、似合う安価なものを
これまで無作為に色を選んで、洋服やアクセサリーを購入していたという人は特に、自分に似合う色と似合わない色がはっきりとわかったら、無駄なものは思い切って断捨離してしまいましょう。たとえ、それが高価なものでも、自分に似合わないと思えるものなら、身に付けるのは避けるべき。似合わない高価なものより、似合う安価なものの方が、ずっとおしゃれに見えるものです。
それに、数が多すぎると、シーズン中に着ないものがほとんど、なんてことになっていませんか?洋服、バッグ靴、小物アクセサリーの数は自分で把握できる数があれば十分です。似合わない色のものは、整理して「売る」。そして、似合うものに変えることで、おしゃれの楽しみが増えていきます。