今や誰もが一度は耳にしたことのあるジュエリーブランド、「ティファニー」。ティファニーのエンゲージリングやネックレスなどのアクセサリーは、女性の永遠の憧れといわれています。
そんなティファニーの始まりは1837年。チャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの二人が「ティファニー・アンド・ヤング」という会社を設立し、ニューヨークのブロードウェイに雑貨店を出店しました。当時は文房具や装飾品を中心に扱っていましたが、1848年に宝石事業に参入。その後、大成功をおさめました。以降、社名を現在の「ティファニー・アンド・カンパニー」に変更し、ジュエリーアクセサリーなどを中心に事業を展開しています。
ティファニーは創業以来、さまざまな革新的取り組みで世間を感嘆させ、ブランド力を高めてきました。誰もが憧れるティファニーの魅力、その一部をご紹介しましょう。
カラー、デザイン。ティファニーのブランド力とは
・ティファニーブルー
包装の箱やリボンに用いられている爽やかでかわいらしいブルーは「ティファニーブルー」といわれ、1837年からティファニーのカンパニーカラーとして用いられてきました。ティファニーを象徴する「ブルーボックス」は、1906年の新聞にて「ティファニーには、どれだけお金を積まれても、決して売らないものがひとつある。ただし顧客には無料で提供されている。それは、ティファニーの名が冠された箱である」と紹介されています。春の訪れを告げるコマドリの卵の色をモチーフにしているティファニーブルーは、ティファニーを愛するすべての人々にときめきを与える大切なカラーとなっているのです。
・ティファニーセッティング
ティファニーセッティングとは、1886年にダイヤモンドを最も美しく輝かせる方法」としてティファニーが考案した、ダイヤモンドのセッティングデザインのことです。ラウンドブリリアントカットされたダイヤモンドを6本の立て爪で持ち上げるようにして固定するこの石留め法では、あらゆる角度から光が差し込み、ダイヤモンドの輝きを際立たせます。現在でもエンゲージリングの定番として世界中で愛されるデザインです。
・映画「ティファニーで朝食を」
1961年に発表されたこの映画は、ニューヨークの都会的な雰囲気溢れたストーリーと、主演のオードリー・ヘップバーンの美しさで大ヒットしました。オードリー演じる主人公が、ティファニーのショーウインドウの前でクロワッサンをかじる早朝のオープニングシーンはあまりにも有名。しかし公開当時、日本ではあまりティファニーの知名度がなく、題名のティファニーを「ホテルかレストラン」だと勘違いする人も多かったそうです。
夢を与え続ける、永遠の憧れ
ティファニーの最大の魅力は、その幅広い商品。超高級な商品はもちろん、1万円を切るようなリングやネックレスといったラインナップも取り揃えています。また、赤ちゃん向けや少女向けのギフトも豊富に揃っており、誕生日にティファニーのペンダントを贈られた少女が、成長してからティファニーのエンゲージリングを身につけるといった夢のあるショッピングが可能なのです。
かわいらしく、それでいて値段もお手軽な商品が多数販売されているティファニー。ブランドとしての価値が決して衰えないので、手放す際に価格が落ちないのも魅力的ですね。もしも買取専門店に依頼するのであれば、ティファニーのブルーボックスも必ず揃えておくことをおすすめします。