今年ももう残り一か月半となりました。毎年この時期になると、やはり来年のバーゼルワールドではどんなモデルがでるのだろうといつも考えております。
来年のバーゼルワールドは少し仕様が変わりましてバーゼルワールドと双璧をなすSIHHジュネーブサロンとの時期の同期が決定しております。
例年SIHHジュネーブが一月、バーゼルワールドが三月に行われておりましたが、4月の同時期に開催されることになり、世界中の時計関係者が一回で二つの見本市に参加できるようになるとのことです。
スウォッチグループがバーゼルワールドから離脱するなど、業界の再編が行われている時計業界となっておりますのでそのような対策が必要になっているのかもしれませんね。
バーゼルワールドではもちろん話題の中心になるのがロレックスの新作モデルです。特にデイトナやGMTマスターなどの人気モデルのモデルチェンジとなればロレックスの話でもちきりになります。
今年はシードゥエラー初のロレゾールモデルやジュビリーブレスレットモデルに変わったバットマンGMTことRef.126710BLNRが登場し話題になりました。時計の資産価値にも大きく影響があるロレックスの新作発表は注目しなければなりません。
来年はどのようなモデルが登場するのでしょうか!今回は近年のスポーツモデルのモデルチェンジを2010年から振り返っていきたいと思います!
2010年バーゼルワールド
1.サブマリーナーデイト
Ref.16610 → Ref.116610LN、Ref.16610LV → Ref.116610LV
Ref.116610LN
Ref.116610LV
2.エクスプローラー
Ref.114270 → Ref.214270
Ref.214270
2010年はロレックスの当時人気のトップを走る二大モデルがモデルチェンジ、サブマリーナー初のセラミックベゼルモデルが登場、エクスプローラーは36ミリから39ミリにサイズアップし登場。
2008年のGMTと同様に6桁リファレンスのサブマリーナー、エクスプローラーが誕生し話題になりました。
2011年バーゼルワールド
エクスプローラーⅡ
Ref.16570 → Ref.216570
Ref.216570
デイトナ デイトナ初のセラミックベゼルのエバーローズゴールドモデル
Ref.116515LN
Ref.116515LN
ヨットマスターⅡ 初のロレゾールモデル
Ref116681
Ref.116681
2011年は人気スポーツモデルのエクスプローラーⅡが2ミリサイズアップの42mmになり登場。
またデイトナ初のセラミックベゼルの登場で次世代ステンレスモデルもセラミックベゼルで登場するのではないか?とロレックスファンをワクワクさせてくれました。
また金無垢モデルしかなかったヨットマスターⅡがコンビネーションモデルの登場となりステンレスモデルが登場を予感させました。
2012年バーゼルワールド
サブマリーナーノンデイト
Ref.14060M → Ref.114060
Ref.114060
ヨットマスター
Ref.16622 → Ref.116622
Ref.116622
スカイドゥエラー
Ref.326939
2012年はデイトモデルに遅れて2年、サブマリーナーノンデイトがモデルチェンジ、ヨットマスターはロレジウムモデルに加えてブルー文字盤を追加されました。
そしてアニュアルカレンダー搭載のスカイドゥエラーが完全新作として登場しております。
2013年バーゼルワールド
デイトナアイスブルー
Ref.116506
Ref.116506
GMTマスターⅡ
Ref.116710BLNR
Ref.116710BLNR
3.ヨットマスターⅡ
Ref.116680
Ref.116680
2013年はステンレスデイトナのモデルチェンジが噂されていたこともあり表紙抜けしてしまった方も多かった記憶があります。
まさかのプラチナ製のデイトナとは・・・・・
今思えばバットマンと愛称がつくGMTマスターをトップスポーツモデルに押し上げたRef.116710BLNRもこの年に登場しています。
また初のステンレスモデルのヨットマスターⅡRef.116680が登場。
当時ステンレスモデルで一番定価が高かったモデルだったと思います。(今もかも)
2014年バーゼルワールド
GMTマスターⅡ
Ref.116719BLRO
シードゥエラー4000
Ref.16600 → Ref.116600
Ref.116600
ミルガウス
Ref.116400GV → Zブルー追加
Ref.116400GV
2014年はRef.116710BLNRの人気で復活が望まれていたペプシカラーのGMTがホワイトゴールドモデルで復活したRef116719BLRO、ディープシーの44ミリのみになっていたシードゥエラーの40ミリケースの復活であるRef.116600、グリーンガラスモデルに青文字盤が追加されたミルガウスRef.116400GVと少し話題に欠く年だった記憶があります。
2015年バーゼルワールド
ヨットマスター
Ref.116655、Ref.268655
Ref.116655
2015年はデイデイト40やデイトジャスト28などドレスウォッチが発表された年でした。
ステンレススポーツモデルのモデルチェンジはなく、エバーローズゴールドケースでロレックス初の純正ラバーベルト、オイスターフレックスを搭載したヨットマスターが登場しました。
2016年バーゼルワールド
デイトナ
Ref.116520 → Ref.116500LN、Ref.116528 → Ref.116508、Ref.116509 → 青文字盤追加
Ref.116500LN
Ref.116500LN
ヨットマスター
Ref.116622 → ダークロジウム文字盤追加、Ref.116621
Ref.116622
Ref.116621
エクスプローラー
Ref.214270 → ダイヤル変更
Ref.214270
エアキング
Ref.114200 → Ref.116900
Ref.116900
2016年は待ちに待ったデイトナのモデルチェンジ!!
PGモデル、PTモデルに次ぐセラミックベゼル搭載のステンレスケースのデイトナRef.116500LNが登場!!
始めは前モデルであるRef.116520と同様に黒文字盤の方が人気ありましたが、時間が経つに連れ、評価が逆転、白文字盤の人気となっております。
発売当初は180-200万ほどの販売相場でありましたが、2019年には一度300万を超えるなど爆発的な人気を誇っております。
この年は他にもヨットマスターのエバーローズロレゾールモデルRef.116621、モデルチェンジではないですが、バーゼルで正式なマイナーチェンジが発表されたエクスプローラーRef.214270、以前のエアキングとは全く別物になって再登場Ref.116900などロレックスファンにとって当たり年になりました。
2017年バーゼルワールド
シードゥエラー
Ref.126600
Ref.126600
2.ヨットマスターⅡ
Ref.116680 → ダイヤル変更
Ref.116680
デイトナ
Ref.116519LN、Ref.116518LN、Ref.116515LN
Ref.116518LN
Ref.116515LN
スカイドゥエラー
Ref.326933、Ref.326934
2017年バーゼルワールドはシードゥエラー50周年ということで噂になっていた新型シードゥエラーが期待通り復活。
それも初代シードゥエラーのRef.1665の初期の仕様でロレックスファンからも支持を集めている赤シードの仕様で登場し話題になりました。
また、デイトナのラバーベルトモデルや初のロレゾールモデルのスカイドゥエラーも発表されました。
2018年バーゼルワールド
1.GMTマスターⅡ
Ref.126710BLRO、Ref.126715CHNR
2.ディープシー
Ref.116660 → Ref.126660
3.デイトナ
Ref.116595RBOW
2018年バーゼルワールドの目玉は何といってもGMTのペプシベゼルの復活です。
正確に言えばホワイトゴールドモデルでは復活しておりましたが、ステンレスモデルでの復活は話題になりました。
またロレゾールモデル初のエバーローズのRef.126711CHNRも発表されました。
また、もはや伝説となっているデイトナレインボーのエバーローズモデルも登場しています。
この年、ディープシーもモデルチェンジをしているのですが、新ムーブメントの搭載のみで見た目はほとんど旧型モデルRef.116660と変わらず残念でしたね。
2019年バーゼルワールド
1.GMTマスターⅡ
Ref.116710BLNR → Ref.126710BLNR、Ref.116710LN → 生産終了
Ref.116719BLRO → Ref.126719BLRO
2.シードゥエラー
Ref.126603
3.ヨットマスター42
Ref.226659
4.ヨットマスター40
Ref.116622 → Ref.126622、Ref.116621 → Ref.126621、Ref.116655 → Ref.126655
2019年バーゼルワールドは人気のバットマンGMTがジュビリーブレスになりRef.126710BLNRとして登場。
シードゥエラー初のロレゾールモデルRef.126603、見た目上は変わりないが一斉に新型ムーブメントに切り替わったヨットマスターの一新が注目ポイントでした。
近年の流れで行くとムーブメントの切り替わりが進んでいるのが分かりますね!
2010年から2019年までのロレックスバーゼルワールドでの新作発表を振り返ってみました。
近年の流れは新型ムーブメントへの切り替わりです。
その為、2020年もその傾向が強まると思われます。
まだ現行スポーツで旧ムーブメントを使用しているのがサブマリーナー、エクスプローラー1&Ⅱ、そして2016年にRef.116520からRef.116500LNモデルチェンジをしていますが、ムーブメントの変更が無かったデイトナ、この4モデルです。
特にサブマリーナーRef.116610LNとRef.116610LVは2010年から生産されているので、10年経つ2020年には新型モデルがでる可能性はかなり高そうです!
またグリーンサブのRef.116610LVが生産終了となり、グリーンサブのバリエーションがなくなったりしたら高騰は必至。
とんでもないプレミアサブになるでしょうね。
バーゼルワールド前後は時計の価格変動が著しいですが、ロレックス買取に自信があるマルカではどんなタイミングでも高価買取をさせて頂いております。
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