金歯は、わたしたちの身近にある金製品のひとつ。
自然と抜けたり抜歯したりしたら、そのまま処分する方が多いかもしれませんが、実は金歯は売却できます。
臨時収入を得られる可能性もあるので、もし金歯をお持ちなら買取に出すことをおすすめします。
今回は、金歯の買取事情をはじめ、
買取に出す際のポイントや注意点についてご紹介します。
金歯には十分な資産価値があるので、積極的に買取に出しましょう。
金歯は買取してもらえるのか!?
金歯は売れるという事実を知らなかった場合、きっと
「なぜ金歯が買取対象になるのか」
「金歯の買取相場はどれほどか」
という疑問がついてまわるはず。
それぞれの点について解説しますので、ぜひご参考にしてみてください。
金歯はなぜ売れるのか?
金歯が買取対象となる理由は、ずばり「金」でできているからです。
金は化学的特性が長けているため、
口内にあっても変色・腐食する心配がほとんどありません。
これは、言い換えれば「金は環境を問わず、本来の優れた性質を常にキープし続ける」ということ。
たとえ口内にあった金歯でも、金という素材としての価値が評価されるので、買取対象となるのです。
さらに、金歯をはじめとする金製品は、熱で溶かせば金だけを抽出できます。
というのも、前提として金は単体だと非常に柔らかい素材です。
そのため製品に使用する際は、銀や銅などの割り金を混ぜるのが一般的となっています。
これは金歯も同様ですが、加熱することで金だけを抽出できるので、素材そのものの価値を見出せるのです。
つまり、買取前は金歯だったのが後に純正の金素材となるので、より重宝され買取需要が高まるというわけです。
金歯は1本からでも売れるのか?
「金歯の買取ができるといっても1本だと売れないのでは?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、金歯は1本だけだったとしても買取してもらうことが可能です。
なぜなら、金歯は「グラム単位」で査定し買取するためです。
金歯だと、複数まとめて持ってくる方のほうが稀です。
そのため、ほとんどの買取業者は金歯を1本からでも買取しているのです。
「金歯が1本しかない」という方も安心して買取業者に依頼できるので、処分せずに売却するようにしましょう。
金歯の買取相場ってどのくらい?
では、金歯の買取相場はどのくらいなのでしょうか?
金歯は純度、重さで買取価格が決まる
結論からいうと、金歯の買取価格は、金がどれくらい含まれているかを表す「純度」と金歯の「重さ」によって決まるためです。
純度とは、どれほど金が含まれているかを表すもの。
金の場合は主に「20K(含有率:83.5%)」と「K18(含有率:75.0%)」「K14(含有率:58.5%)」に分けられます。
重さは、言わずもがな金製品そのものの重量のこと。金歯の場合は、約2〜5gであることがほとんどです。
これらの数字がわかれば、あとは「純度別の1gあたりの価格×重さ」の計算式に当てはめるだけでOK。
たとえば、売却したい金歯の純度が18K、重さが2gだったとします。
仮に18Kの金1gあたりの価格が5,000円だとすると、計算式は「5,000×2=10,000」となります。
つまり、18K・2gの金歯における買取価格の目安は、10,000円ということになるのです。
このように、純度と重さの数字によって金歯の買取価格は変わってくるので、一概に買取相場を言及することはできません。
金歯の買取価格は種類でも変わる
このほか、金歯の買取価格は種類によっても変わります。
金歯といえば、「インレー(詰め物)」と「クラウン(被せ物)」をイメージする方が多いはずです。
しかし、歯科治療で使用される金素材はほかにも「ブリッジ(歯を失った箇所の両隣の歯を支えにして一体型の被せ物で補う治療)」「義歯」「金属床義歯(土台)」なども挙げられます。
金歯は、前述したように純度と重さで決まりますが、種類によっては樹脂などが付いています。
この樹脂を除去するため、買取業者によっては手数料が発生することがあるのです。
仮に、除去代として手数料が発生する場合は、買取金額から差し引かれてしまいます。
そのため、金歯の種類によっても買取額が変わり、「相場はいくら」と断言することはできないのです。
押さえておこう!
金歯を買取に出す際のポイント
金歯を買取に出す際の押さえておきたいポイントは以下の6つです。
成分・純度を確認したのち買取に出す
金のアクセサリーやインゴットとは異なり、金歯には純度の記載がないため「金の含有率」を把握するのは困難です。
しかし、純度は金歯の買取価格を左右する重要な要素なので、なるべく事前に把握しておきたいもの。
そこでおすすめなのが、歯科医院に問い合わせる、または買取専門店にて純度を確認してもらうことです。
これらのステップを通してあらかじめ純度を確認しておけば、買取価格をある程度予想できるので、売却するか否かを決めやすくなります。
買取に出す前に欠かさずお手入れする
金は、基本的にどのような形状であっても価値が変わることはありません。
そのため、形状が歪んだ金歯であっても問題なく買取に出せて、金という素材の価値のもと買取価格が決まります。
しかし、金歯は長きに渡って口内にあったもの。
金のコンディションに変動がないとはいえ、事前にお手入れをしてきれいな状態にしておくことが大切です。
水洗いしたり、歯ブラシで軽く擦ったりしたうえで売却するようにしましょう。
金の相場が高いときに買取してもらう
金歯を買取に出す際は、金相場を確認しておくことも大切です。
なぜなら、金の相場が高いときに買取に出すことで、金歯を高く買い取ってもらえるからです。
そもそも金相場とは、市場で取引されている価格のことをいいます。
現在、金は購入したい人が多いのに対して市場に出回っている数は少ないもの。
これにより、金は希少価値が高く、高額で取引されています。
そのため、金はいつ売却しても基本的に高額で買取してもらえますが、この金相場は日々変動しており一定ではありません。
1円でも高く売るためには、金相場を日々チェックしておく必要があります。
このほか、金を高く売却するなら為替相場も把握しておくことが大切です。
為替相場とは、日本のお金と外国のお金を換える際の交換比率のことをいいます。
金は日本国内だけでなく海外でも取引が行われており、その際に日本円ではなく米ドルを用いて取引されます。
そのため、金の買取には為替相場も関わってきます。
金を高く買取してもらう場合は、「円安・ドル高」のタイミングで売却するのがおすすめです。
為替相場はニュースやインターネットなどからチェックできるので、金を売却しようと検討中の方は把握しておくようにしましょう。
なお、金の相場に関しては以下の記事でも紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
金の売り時を知っていれば高額買取の期待大!コロナ禍の金事情も解説
まとめて買取に出す
買取業者によっては、金歯や貴金属、不用品などをまとめて買取に出すと査定額をアップしてくれる可能性があります。
そのため、金歯を買取に出す際はほかのアイテムも一緒に持ち込むようにしましょう。
そうすれば、高額買取が期待できます。
ただし、買取業者によってはまとめて買取に出しても査定額に影響しない場合もあります。
もし、ほかにも一緒に売却したいものがあれば「まとめて買取依頼したら査定額がアップするか」を事前に確認しておくようにしましょう。
金に関する知識を身に着ける
前述した金相場も含め、金に関する知識がないと損する可能性があります。
たとえば、金歯を買取に出した際、金の知識がなければ査定額が「高いのか安いのか」を判断できません。
仮に、買取業者が安く査定額を提示しても気づけなくなってしまいます。
その点、金に関する知識を身に着けておけば安い金額で売却してしまうリスクを防ぐことが可能です。
金歯の買取で後悔しないためにも、金に関する知識を身に着けておくようにしましょう。
金歯の買取は信頼している業者に依頼する
金歯を買取に出す際は、信頼できる業者に依頼することが大切です。
なぜなら、金歯の買取をしているすべての業者が金の知識に長けているとは限らないからです。
金の純度を正確に測れなかったり、知識がなく安い金額で買取を勧められたりする可能性があるので、依頼先選びには注意しましょう。
信頼できる買取業者を探す際は、問い合わせたときの受け答えをチェックするのがおすすめです。
たとえば質問したときにしっかり答えてくれる、かつ丁寧に対応してくれる場合は、ある程度信頼できるといえます。
反対に、言葉を濁される場合は査定を依頼した際に、「なぜこの査定額になったのか」と聞いたときも同じ対応をとられる可能性があります。
電話を受けた方と査定する方が同じとは限りませんが、少しでも不安に感じたらその買取業者に依頼するのは避けるのが堅実です。
このほか、周囲に買取業者を利用したことがある方がいれば紹介してもらうという方法もあります。
実際に利用したことがある方にしかわからないこともあるので、スタッフの対応や査定額が適切だったかなどを聞いてみるとよいでしょう。
もし、周囲に買取業者を利用したことがある方がいない場合は、インターネットの口コミ情報を確認するのも一案です。
口コミからもスタッフの対応や満足度などを把握できるので、利用者の声を参考に信頼できる買取業者を見つけられるはずです。
また、口コミと併せて買取業者のホームページ情報もチェックしておきましょう。
買取業者によっては買取実績や査定士の情報を公開しているので、安心して任せられるかを判断できます。
金歯を買取に出す際に
注意するべき3つのこと
金歯を買取に出す際の注意点は以下のとおりです。
手数料が発生することがある
繰り返しになりますが、金歯には樹脂などの人工物が付いており、買取に出す際はそれを除去する必要があります。
しかし、この除去作業は決して簡単なものではありません。
そのため、買取専門店によっては樹脂の除去に対し、手数料が発生することがあります。
樹脂の除去にかかった手数料は、金歯の買取成立を問わず発生することがほとんど。
つまり、もし買取金額に納得がいかず、キャンセルをすることになったとしても樹脂の除去にかかった手数料は支払わなければならないのです。
結果的に損をしないためにも、事前に手数料の有無を確認することが大切です。
このほか、金歯の査定を依頼する際は事前に「手数料がいくらかかるのか」も詳しく確認しておくようにしましょう。
前述したように、樹脂を除去するための手数料が発生する場合は、差し引かれた金額が金歯の買取価格になります。
仮に、手数料が高額だと手元に戻ってくるお金が少なくなってしまいます。
場合によっては、お金がほとんど戻ってこないこともあるでしょう。
金に関する知識や相場などを調べて高い査定額になる可能性があったとしても、手数料で差し引かれる金額が大きいと本末転倒です。
満足のいく査定額を提示してもらうためにも、手数料にいくらかかるのかも確認しておくことが大切です。
査定後はキャンセルできないこともある
査定額に満足できず、「キャンセルしたい」と思うこともあるはず。
しかし、買取業者によっては査定後のキャンセルを受け付けていない場合があります。
なぜなら、金歯に樹脂などが付いているとそれを除去するための手間が発生するからです。
買取業者は基本的に、買取することを前提に樹脂などの付着物の除去をおこなっています。
にもかかわらず、除去したあとにキャンセルされてしまうと、買取業者としては損してしまいます。
そのため、買取業者によっては査定後のキャンセルを受け付けていないのです。
査定後のキャンセルの可否については、最初に確認するようにしましょう。
そうすれば、査定額に満足できなかった場合は無理に売却しなくて済みます。
また、悪質な買取業者に依頼してしまうと査定後のキャンセルについて何の説明がないまま付着物の除去をおこない、あとになって高額な手数料を請求される可能性があります。
事前に確認しておけばこのような事態を防げるので、買取に出す予定であっても念のためキャンセルできるか否かを聞いておくのが無難です。
歯科医院で処分されることがある
金歯を抜歯する際は、
歯科医に前もって「金歯を持ち帰りたい」という旨を伝えておきましょう。
歯科医院によっては申し出がない場合、回収してしまうことがあるためです。
金歯は自らの重要な資産なので、人の手で処分するのではなく、自分自身で処分するか否かを決めることが大切です。
歯科医院にて知らないうちに処分されてしまわないよう、あらかじめ「持ち帰れるかどうか」「持ち帰ってもよいか」について相談することを心がけましょう。
金歯の買取なら
MARUKA(マルカ)がおすすめ
自然と抜けたり抜歯したりしたあとの金歯を処分してしまう方は、決して少なくないはず。
たしかに持っていても使い道はないので、どちらかというと「処分せざるを得ない」という考え方かもしれません。
しかし金歯も立派な金製品であり、その価値は十分にあります。
そのため、処分するのではなく売却するのがおすすめです。
高額買取を目指す場合は、あらかじめ金の相場を確認することが大切です。
日々変動する相場に目を通し、適切なタイミングで売却するようにしましょう。
また、買取専門店によって純度あたりの価格が異なる点にも注意が必要です。
複数の店舗を比較し、なるべく高い価格を提示しているところを選べば、大きな利益につながるかもしれません。
高価買取専門店「MARUKA(マルカ)」では、
その日の買取価格相場をホームページで公開しています。
また、お客さま自身で買取価格のシミュレーションができるようになっていますので、価格に満足したタイミングで売却いただくことが可能です。
さらに、MARUKA(マルカ)には知識・経験ともに豊富な鑑定士が在籍しています。
プロの目線で査定しますので、適正価格で売却いただけます。
加えて、MARUKA(マルカ)では店頭買取のほか、宅配買取・出張買取にも対応しています。
お客さまの都合に合わせて買取方法をお選びいただけますので、もし金歯の処分にお困りであれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。