終活とは、「自分の人生の終わりに向けて活動すること」を指します。
終活することによって自らが望む人生を送れるほか、残された家族の負担を軽減することもできます。
そのため終活する方が増えてきているものの、なかには「具体的に何をしたらよいのかわからない」と、足踏みしている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、終活することで得られるメリットをはじめ、やることリストやタイミングについてご紹介します。
終活を検討している方は、ぜひご参考ください。
終活することで得られるメリット
終活は、自分の人生を振り返り、老後生活をよりよくするために行われます。
そのため、終活することで得られるメリットの1つ目には
「老後生活の充実」があげられます。
終活することによって漠然と捉えていた“死”について考えられるようになり、「やり残したことがないか」を明確にできます。
また、もしやり残したことがあればこれから先の人生で取り組めて、後悔をなくしていくことが可能です。
このほか、身の回りの整理をすることで必要なもの・不要なものもわかってきます。
たとえば、これまでは「欲しい」と思って購入していたものが、実は不要なものだったということもあるでしょう。
そうなれば、「不要なものにお金を使うよりも、今後は本当に必要なものにだけお金を使っていきたい」と考えられるようになります。
前述した“やり残したこと”にお金を充てられるので、よりよい老後生活を送っていくことが可能です。
2つ目のメリットには「家族のためになる」ということがあります。
何も手をつけていない状態で自分が亡くなると、家族に負担をかけてしまいます。
遺品が多いと整理が大変になりますし、何よりも大きい問題である“相続トラブル”が生じてしまうことも。
「誰がどのくらい相続するか」をはっきりさせておかないと、家族間で揉め事が起こってしまう可能性があるのです。
その点、終活の一環として相続について話し合いをしておけば、自分がこの世を去ったあとに家族の仲を引き裂いてしまう心配もありません。
安心して老後生活を送れます。
終活を始める前に知っておこう!
5つのやることリスト
いざ終活に取り組もうと思っても、具体的に何をしたらよいのかわからないと始めることはできません。
そのため、まずは「終活でやるべきこと」について知っておきましょう。
一般的に行われていることは、以下のとおりです。
・不用品の整理 ・遺産・財産の把握
・サービスの解約と見直し
・遺言書・エンディングノートの作成
・葬儀
・お墓の準備 どのような内容なのか、それぞれ詳しく解説していきます。
不用品の整理
不用品の整理とは、その名のとおり「いらないもの」もしくは「今後使わないもの」を処分し、身の回りを片付けていくことです。
不要なものはそのままゴミに出すのではなく、少しでも値がつきそうなら買取に出すようにしましょう。
価値がないと思っていたものが、実は高額で取引される可能性もあります。
なお、買取で得たお金は今後の人生で必要なものに充てるのがおすすめです。
資産・財産の把握
自分が今どのくらいの資産・財産を保有しているか把握し、「自分で使うお金」と「家族に残すお金」を明確化します。
とくに注意しておきたいのが、長年使用していない銀行口座はないかということ。
銀行や金融機関によって異なりますが、長年使用せずに放置していると休眠口座の扱いとなり、預けていたお金を公益活動に使用される場合があります。
そのため、前もって口座の使用状況をみて、預金をどのように使うか明確にしておくことが大切です。
このほか、お金だけでなく不動産や会員権、負の財産もチェックしておきましょう。
負の財産があるとそのまま家族に相続されてしまうので、どのくらい負債があるのか、またそれをどうすべきか話し合うことが大切です。
サービスの解約と見直し
使っていないサービスがあれば解約し、継続していく場合は見直しをする必要があります。
たとえば長年使用していない銀行口座に関して、これを保持し続ける場合、金融機関によっては「口座維持手数料」が発生します。
今後も使う予定がないのであれば、解約を検討するのがおすすめです。
とくに見直しが必要なサービスは「保険」です。
加入している保険を見直しライフスタイルに合った保障内容に変更することで、保険の無駄をなくせます。
遺言書・エンディングノートの作成
遺言書は、相続トラブルを防ぐためにも重要なものです。
遺言書の作成方法は、主に「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3つがあるため、自分に適した方法で形にしましょう。
自筆証書遺言
自分ですべて作成する方法。書き間違いがあったり解釈しづらい仕上がりになったりすると無効になる可能性があるため、作成時には注意が必要です
公正証書遺言
2名以上の公証人および証人が、遺言者の口述内容を書き記す方法。
秘密証書遺言
自分で作成して封印し、さらに公証人および証人(2名以上)に署名・押印してもらう方法。
エンディングノートには、家族へのメッセージや亡くなったあとにしてほしいことなどを自由に記せます。
友人・知人の連絡先やパソコン・携帯電話のパスワードなども記載しておくと、亡くなったあとに遺族が連絡をしてくれたり、必要であればアカウントを削除したりといった対応がしやすくなります。
葬儀・お墓の準備
終活では、葬儀・お墓の準備も進めていきます。
「亡くなったあとのことだから」と考える方もいるかもしれませんが、希望があるなら事前に伝えておかなければなりません。
とくに、お墓に関しては誰に管理を任せるかも考える必要があります。
管理されずに放置されてしまうと、無縁仏となり撤去されてしまうことも。
そのため、前もって家族と話し合い決めておくことが大切です。
終活を始めるタイミングとは?
終活を始めたほうがよいタイミングには、「定年したとき」「病気になったとき」の2つがあげられます。
定年したとき
定年を迎えると仕事の収入がなくなるほか、費やしていた時間を自分のために使えるなど、ライフスタイルに変化が生じます。
第二の人生をどう謳歌するか考える機会になるため、そのタイミングで終活を始めるのがおすすめです。
「自分のやりたいこと」「資産・財産」を明確にしたうえで、できることを洗い出し人生設計を立てていけば、満足のいく老後生活を過ごせます。
病気になったとき
自分もしくは家族が病気になったときは、“死”を現実的に捉えやすくなります。
「悔いのない人生を送るにはどうしたらよいか」と、理想とする生き方をイメージしやすくなるのです。
病気になったときに終活する、というとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、終活は“先の人生を充実させるためのもの”です。
「退院したあとはどのように生きていきたいか」を考えることで病を克服するための活力にもなります。
不用品の買取なら
MARUKA(マルカ)がおすすめ
終活は、必ずやらなくてはならないものではありません。
しかし、やっておけば老後生活をより充実させられたり、家族への負担を軽減できたりします。
そのため、関心のある方はこの機会に取り組んでみるとよいかもしれません。
なお、終活として不用品を整理する際は、買取に出すのがおすすめです。
無事に取引できれば臨時収入につながり、そのお金を「今後の人生で必要なもの」に役立てられます。MARUKA(マルカ)では、時計やバッグ、ダイヤモンド・宝石、楽器など、さまざまなアイテムを買取しています。
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また、無料査定を実施しているので、「どのくらいの価格になるのか知りたい」「売れるのかわからない」といった場合もお気軽にご利用いただけます。
また、MARUKA(マルカ)では終活の支援にも全力で取り組んでおり、生前整理を目的とした断捨離でお役に立たせていただきます。
築地本願寺主催のフェアにもセミナー講師として参加しており、買取専門店目線での生前整理のアドバイスを行わせていただいております。
終活で不用品の売却を検討している方は、ぜひこの機会にご利用ください。