世界中に数ある宝石の中でも、桁違いに値段が高いダイヤモンドをご存知でしょうか。
美しい赤い色が特徴のダイヤ
「レッドダイヤモンド」は希少性が高く、
一説では世界に30個ほどしか
存在しないとも言われています。
あまりにもレアな存在のため、
レッドダイヤモンドを目にする機会はほとんどないかもしれません。
そのため、レッドダイヤモンドは非常に高額で
取引されております。
今回はレッドダイヤモンドの値段や、
宝石にまつわる情報をお話します。
レッドダイヤモンドはダイヤモンドの常識を超えた存在
ダイヤモンドには透明だけでなく、
ファンシーカラーと呼ばれるピンクやブルー、イエローといった色が存在しています。
それぞれ美しいカラーを持っていますが、
ダイヤモンドの価値を決める重要な要素としては、
無色透明である石が最も高い値段が付きます。
しかし、レッドダイヤモンドはダイヤモンドの常識を超えた存在であり、
無色透明の、いわゆるDカラーの石よりもはるかに高い値段がつきます。
世界にも30個ほどしかないともいわれており、長年ジュエリー業界で活躍している人でも、ほとんど目にすることはないです。
その希少性の高さから、レッドダイヤモンドは映画やドラマの中にも稀な宝石の代表として登場しています。
また、レッドダイヤモンドと並んで価値の高いカラーダイヤに、ブルーダイヤモンドが存在します。
ブルーダイヤモンドについてはこちら
気になるレッドダイヤモンドの値段
レッドダイヤモンドはなかなか市場に流通する宝石ではなく、
そのときの需要に応じて価格の上下が生じます。
しかし、いずれにしても非常に高額であり、
日常的な装飾品としてはとても扱えない値段がつけられています。
レッドダイヤモンドの値段相場はいくらくらいなのでしょうか
レッドダイヤモンドの具体的な値段はいくらなのか
一般的な宝飾店で天然のレッドダイヤモンドが販売されている……。
という状況はまず考えられません。
多くの場合は人工的に着色されたカラーダイヤです。
レッドダイヤモンドが市場に流通するときには、
「サザビース」や「クリスティーズ」といった
海外で有名なオークションで取引されることがほとんどです。
オークションに出品されたレッドダイヤモンドは、
希少なこともあり、億単位の値段がつきます。
レッドダイヤモンドはあまりにも稀な存在のため、
一般的な値段の相場というよりも、
市場に流通したタイミングによって
微妙に値付けが異なるようです。
レッドダイヤモンドの1カラットあたりの値段は、数千万円から数億とかなりの高額です。
これまで最高の値段をつけたレッドダイヤモンド「ハンコックレッド」
レッドダイヤモンドの中でも有名な存在が、
「ハンコックレッド」と名付けられた宝石です。
ハンコックレッドは1987年に、
海外オークションに出品されました。
その落札価格は1カラットにも満たない0.95カラットで88万ドルと、
日本円に直すとおよそ1億円相当と驚異的な値段です。
ハンコックレッドの値段は当時大いに話題になったこともあり、
ファンシーカラーダイヤモンドが一気に注目を集めました。
ちなみに、最高の値段としてはハンコックレッドですが、
最大の大きさとしては1990年代にブラジルで採掘された、
通称ムサエフ・レッドがあげられます。
レッドダイヤモンドの値段は今後上昇する傾向がある
現在でも価値の高いレッドダイヤモンドですが、
今後ますます値段が高くなると考えられます。
その原因として、オーストラリアの
アーガイル鉱山の閉山が関係しているでしょう。
世界に30個ほどとも言われているレッドダイヤモンドですが、
その9割がアーガイル鉱山から採掘されています。
しかし、このアーガイル鉱山は眠っていた宝石を全て掘り尽くしたという理由から、
2020年に閉山してしまったのです。
他にもロシア国内を中心に、
レッドダイヤモンドが採掘された実績のある鉱山は存在しています。
しかし、採掘される可能性としては低く、
今後ますますレッドダイヤモンドの値段が上がっていくかもしれません。
レッドダイヤモンドはこんな宝石
レッドダイヤモンドは、すべてのダイヤモンドの中でも
ほとんど採掘されることのないレアな宝石です。
ここではレアなレッドダイヤモンドについて、
もっと詳しくお話ししていきます。
レッドダイヤモンドの石言葉
宝石には「石言葉」と言われる意味がつけられているものもあります。
これはいわゆる花言葉のようなものであり、
宝石に意味や祈りを込められてつけられています。
レッドダイヤモンドも例外ではなく、
「永遠の命」という石言葉がつけられています。
ダイヤモンドはその輝きと耐久性から
「不滅の愛」の象徴でもあり、
結婚指輪の装飾にも用いられています。
レッドダイヤモンドは情熱的な赤色が非常にエネルギッシュであり、
生命力にあふれているイメージを持たせています。
このことから、レッドダイヤモンドは
「永遠の命」という石言葉がつけられました。
なぜダイヤモンドが赤くなったのか
ダイヤモンドに色がつく原因は、
本来ダイヤモンドの品質を下げるとされる不純物が関係しています。
ダイヤモンドは、不純物が少ないほど透明度が高くなるとされています。
不純物が混ざることでダイヤモンドは濁った色合いになってしまうため、
価値が下がってしまうのです。
しかし、時としてその不純物によって結晶構造に変化が発生し、
鮮やかな発色になるケースが存在します。
それが、カラーダイヤです。
現在では人工的にカラーダイヤを作ることは難しくありませんが、
天然のカラーダイヤはまさに奇跡によって作られる希少なダイヤモンドのため、
価値が非常に高いです。
レッドダイヤモンドの炭素原子が生成される過程において、
窒素を取り込んでしまったことが原因だと考えられています。
そこで炭素同士の結束が弱くなってしまい、
偶然にも赤色になってしまったというわけです。
意図をもって人工的に行ったわけではないため、当然値段も高くなります。
レッドダイヤモンドの本物を見ることは不可能?
世界に30個ほどしかないと言われているレッドダイヤモンドは、日常的な生活をしていて本物を見る機会は非常に稀です。
もし、本物のレッドダイヤモンドを見たいのであれば、世界にあるジュエリー博物館や美術館を訪れることをおすすめします。
実際にレッドダイヤモンドを見るためだけに、博物館を訪れる方もいるようです。それでも、手にとってレッドダイヤモンドをさまざまな角度から見るというよりも、ケースの中に展示されているものを見ることになります。
レッドダイヤモンドの値段は高価!市場に出回れば億になることも
レッドダイヤモンドは一説によると、世界に30個ほどしかないと言われています。
一般的な一般的な宝飾店で目にする機会はまず考えられず、稀に海外の有名オークションで出品されるケースがほとんどです。
出品されるタイミングによっては、数億の値段が付けられることもあります。
そのため、近年ではレッドダイヤモンドを投資の対象として扱われるように変わりつつあるようです。
もし、レッドダイヤモンドが手元にある場合
上述したように、天然のレッドダイヤモンドは極めて珍しい宝石です。
そのため、もしお手持ちの宝石類にレッドダイヤモンドがある場合、人工ダイヤである可能性が極めて高いです。
人工ダイヤモンドか天然のダイヤモンドかを見極める方法としては鑑定書を確認するのが一番早いですが、鑑定書がない場合は実際に鑑定をして確かめることになります。
しかし、宝石は鑑定が非常に難しいため、正しい鑑定眼と技術と知識を持った鑑定士に依頼することが好ましいです。
宝石買取を専門にしている買取店では、宝石鑑定の専門家が常駐し、正しい宝石の価値を見極めてくれます。
MARUKA(マルカ)ももちろん例外ではなくプロの鑑定家が常駐しております。
世界的にも権威のあるGIA.G.Gに在籍している専門家がチェックいたしますので、お任せください。
なお、鑑定書がなくても最大限の価格でご提示させていただきますのでご安心くださいませ。
他にも、LINE査定なら最短三十秒程度で大まかな査定額を知ることができるため、レッドダイヤモンドが天然か人工かを素早く把握しやすいです。
気になるレッドダイヤモンドの値段
非常に稀な例ではありますが、天然のレッドダイヤモンドを買い取ってもらいたい場合は、宝石やダイヤモンドの査定、鑑定に長けた査定士がいる買取店への依頼がおすすめです。
1カラットでも百万円以上の値がつく可能性があるレッドダイヤモンドは正しい鑑定眼を持った鑑定士でなければ正確な値段はわからず、場合によっては安く買い叩かれる可能性もあるからです。
MARUKA(マルカ)では、宝石鑑定有資格者による鑑定を徹底しています。
お客様の大切な宝石を丁寧にかつ正しく鑑定・査定し、ご納得いただけるまで説明させていただいておりますので、ダイヤモンドを含め、宝石の買取をご検討の際はぜひMARUKA(マルカ)までご相談ください。