ダイヤモンド買取の疑問:「蛍光性」ってなに?

ダイヤモンドの鑑定書を見てみると、「蛍光性」という項目があります。

ダイヤモンドの品質を示す基準として4C(カラット・カット・カラー・クラリティ)は有名ですが、蛍光性とは何を示すのかわからず、気になる方も多いかもしれません。

今回はダイヤモンド買取の際にもポイントのひとつになる蛍光性について、詳しくお話していきます。

目次

ダイヤモンドに記載されている「蛍光性」について

ダイヤモンドの蛍光性とは、一体何なのでしょうか。

この蛍光性については、ダイヤモンドのランクとは直接関係はありません。

それにもかかわらず、なぜダイヤモンドの鑑定書に項目があるのか、その理由について知っておきましょう。

蛍光性とはなにか

ダイヤモンドの品質は、GIA(米国宝石学会)によって、4Cの基準で評価されることは広く知られています。

しかしダイヤモンドの鑑定書を確認してみると、4Cやサイズ標記の他に蛍光性という項目があります。

この蛍光性とは、紫外線やX線と言った肉眼では見ることのできない特殊光線を当てたときに現れる発光色のことを指します。

具体的にはダイヤモンドに特殊光線を当てたときに、青白さや黄味など何らかのカラーが現れるでしょう。

普段では見ることができないものの、色が強く出てしまうダイヤモンドに関しては「良い石ではない」という判断になり、買取価格に影響を及ぼすことになります。

しかしこの蛍光性に関しては、天然のダイヤモンドであれば少なからずどの石にも存在します。

蛍光性の種類

ダイヤモンドの4Cの中にあるカラーは、黄味がかるにつれてグレードが落ちていきます。

蛍光性にも強弱を示すグレードがあり、5段階で示されます。

具体的には下記になるので、手元にあるダイヤモンドの鑑定書を確認してください。

【蛍光性一覧】

  • None(無し)
  • Faint(弱い)
  • Medium(中)
  • Strong(鮮やか)
  • VeryStrong(とても鮮やか)

蛍光性のグレードとしてはNone(無し)が最も高く、VeryStrong(とても鮮やか)が低くなります。

ただし、この蛍光性に関してはどう評価するのかは、買取店によって異なります。

したがって、Noneではないからといって、必ずしも査定額が低くなるというわけではありません。

蛍光性はダイヤモンドの買取額に影響する?

一般的にNone(無し)とFaint(弱い)に関しては、ダイヤモンドの買取査定額に影響を及ぼすことはほとんどないでしょう。

その一方でMedium(中)以下のグレードになると、買取価格が下がることもあります。

ただしこの蛍光性という項目は、4Cと比べてどう評価するのかが分かれる部分でもあります。

ダイヤモンドのクオリティを決めるGIAの公式サイトをチェックしてみると、蛍光性に関しては外見に顕著な影響を及ぼさないとしています。

ですが、アメリカでは蛍光性をさほど気にしない傾向があるのに対し、ヨーロッパでは強い蛍光性は好まれない傾向にあるため、同じダイヤでも価値は異なるのです。

したがって、どの程度気にすれば良いのかといったところは非常に微妙なところです。

  • 蛍光性とは、紫外線やX線などを当てた際に現れる発光色のこと
  • 全くないNoneが最高のグレードで人気が高い
  • 基本的に買取額には影響しないが、国によって好みが分かれる

蛍光性の高いダイヤモンドの買取について

先ほどダイヤモンドの蛍光性はNone(無し)とFaint(弱い)であれば、買取査定額にはほとんど影響を及ぼさないとお話しました。

しかしMedium(中)以下の場合、査定額が下がることも考えられます。

手元にあるダイヤモンドの蛍光性がMedium以下だったのならば、どのような点に気をつけて買取依頼をすれば良いのでしょうか。

蛍光性の高いダイヤモンドは専門の業者に鑑定してもらいましょう

手元にあるダイヤモンドの蛍光性がMedium(中)、Strong(鮮やか)、VeryStrong(とても鮮やか)のいずれかに当てはまるようならば、専門業者に鑑定依頼をすることが大切です。

例えば、GIAが宝石鑑定のスペシャリストとして認定している「GIA.G.G」が在籍する店舗や業者に依頼をしてください。

GIA.G.G在籍の有無は、店舗にとってひとつの売りになるため、ホームページや店頭でその旨が記載されているケースがほとんどです。

GIA.GGではない知識の浅い買取業者に依頼をしてしまうと、鑑定書に記載された蛍光性の点だけをチェックし、グレードが低いからと安値で買い叩かれてしまうかもしれません。


もちろん、MARUKAにはGIA.G.Gが在籍しておりますので、ダイヤモンドの価値に関してはきちんと見極めることが可能です。


ダイヤモンドの品質を定めるGIAは、「蛍光性に関しては本来、ダイヤモンドのグレードに蛍光性は影響を与えるようなものではない」と言っています。

そのためGIA.G.Gであれば、蛍光性のグレードが高くなくても、クラリティやカラーにさほど影響を及ぼさないのであれば、ダイヤモンドの価値を正確に評価してくれるでしょう。

例えばグレードがMediumであっても、4Cにはほとんど影響が見られないといった点から、マイナスの査定にならないケースも多々あります。

ダイヤモンドの鑑定を依頼する店舗や業者さえ間違えなければ、蛍光性は過度に気にする必要はないでしょう。

ダイヤモンドの蛍光性と市場価値もチェックしましょう

GIAが過去10年間で鑑定してきたダイヤモンドの中でも、蛍光性が確認できたのは25%から35%程度です。

その中でも蛍光性の強さがMedium(中)より強いと判断されたものは、10%程度にとどまっています。

そのため、現状では、「蛍光性が強いダイヤモンドの方が少ない」といえるでしょう。
また蛍光性についての市場価値は、国によって捉え方がさまざまであり、一定ではありません。


例えば、日本では一部店舗によってはMediumまたはStrong(鮮やか)になると、4Cへ与える影響にもよるものの、一般的に買取査定額が下がる場合があります。

海外に目を向けてみると、ヨーロッパの一部においては、日本と同じく強い蛍光性は好まれない傾向があるようです。

その一方、アメリカではダイヤモンドの蛍光性はあまり重要視されていません。

ダイヤモンドの蛍光性を個性と捉えることもあり、唯一無二の結婚指輪に使用する人もいるでしょう。

その人自身の好みや価値観によって、蛍光性のあるダイヤモンドの価値は大きく変わってきます。

MARUKAでは蛍光性の高いダイヤモンドでも正しく鑑定いたします。

蛍光性のあるダイヤモンドは、専門知識のない業者や店舗では取り扱いが難しいものです。

鑑定書に記載されているグレードのみで判断を行い、適切な価格がつかないことも多々あります。

ダイヤモンドは同じ大きさであっても蛍光性や色、カットやクオリティによって数十種類もあり、それぞれの鑑定価格の差は何倍にもなるでしょう。

そのため、正確なダイヤモンドの鑑定には知識と経験が必要です。

MARUKA(マルカ)では、日々ダイヤ鑑定の研修を続けています。

鑑定士になってからも経験を積み、正しい買取価格を提示できるように努めているのが強みです。

蛍光性の高いダイヤモンドであっても、鑑定書の情報のみで判断せず、実際に細かな鑑定を行い石の価値を最大限に評価しています。

また、鑑定書で蛍光性について把握し、NoneであるのならばLINE査定をぜひご利用ください。
LINE登録を行えば、後は写真を送るだけで最短30秒で大まかな査定額を割り出せるため、買取額の参考材料に最適です。

  • 蛍光性の高いダイヤモンドはダイヤモンド買取を専門としている買取店へ
  • 市場価格でも買取額は変動するため、事前の確認を推奨
  • MARUKAではきちんと鑑定し、正確な価格を提示させていただきます

蛍光性が強いダイヤモンドも人気がある

強い蛍光性を持つダイヤモンドは、希少性が高いので、それを好む人もいます。

ダイヤモンドの蛍光性をどう捉えるかは、その人自身の好みや価値観によって変わってきます。

個性的なダイヤモンドで婚約指輪を作りたい人も多く、その際は蛍光性が強いダイヤモンドを選ぶ人も多いです。

このように各国の需要やトレンドに伴って価値が変わってくるので、蛍光性が強いダイヤモンドが価値が低いとは言い切れません。

近年では、希少性から個性のあるダイヤモンドとして需要も高まっております。

鑑定書の蛍光性は要チェック

ダイヤモンドの蛍光性に関しては、必ずしも買取査定額に影響するわけではありません。

4Cを基準としたダイヤモンドの品質に影響を及ぼさなければ、蛍光性が高くても、ほとんどマイナスの査定がされないケースも多々あります。

その一方で、鑑定書に記載されている蛍光性のみを参考に鑑定を行う業者や店舗の場合、適切な査定額が提示されないこともあるでしょう。

ダイヤモンドの買取査定を依頼するのであれば、実績が豊富で専門家が在籍している店舗を選んでください。

MARUKA(マルカ)では、ダイヤモンドの高価買取を行っています。

蛍光性の高いダイヤモンドでもきちんと鑑定し、適切な価格で買取させていただきます。

もし、お手元に不要なダイヤモンドがございましたら、ぜひ一度MARUKAにて査定額をお確かめくださいませ。

目次