人気ブランドの財布やバッグ、ジュエリーは、多少キズがついていても高値で買い取ってもらえる可能性があります。
では、オーダーメイドでイニシャルを刻印したアイテムの場合、買取価格に変化はあるのでしょうか。
結婚指輪やペアリングといった記念ジュエリーには、イニシャルや日付を刻印していることが多いです。
何らかの理由でこれを手放す場合、買取価格に影響はあるのでしょうか。
今回は、イニシャルを入れたブランド品はどのような基準で査定されるのか、高く売るためのコツなどをご紹介いたします。
ジュエリーにイニシャルがある場合
結論を先にお伝えすると、イニシャル入りのジュエリーは買取価格が下がりやすく、場合によっては買取不可と判断されることもあります。
なぜなら、イニシャルなどが入っているジュエリーは、買取後に加工して刻印を消す必要がある(コストがかかってしまう)からです。
イニシャルを消すための工賃が査定額から差し引かれることになるため、買取価格が下がりやすいんです。
審査対象になる基準とは
イニシャル入りジュエリーの主な審査基準は、以下の3つがメインです。
- ブランドとしての価値
- 刻印を消せるかどうか
- 材質の価値
まず、買取業者は、査定するジュエリーのブランドとしての価値を見ます。
有名ブランドのジュエリーは中古品でも高値で取引されているので、高価買取に期待できます。
購入時の箱やギャランティカードなどの付属品があれば、買取価格はさらにアップします。
次にチェックするのは、ジュエリーに刻印された文字を消すことが可能かどうかです。
加工可能と判断した場合は、加工費用を差し引いた分を買取価格として提示します。
加工不可、あるいは加工すると商品価値が下がってしまうと判断した場合は、『ブランドとしての価値』ではなく『材質の価値』のみで査定します。
材質の価値には、ゴールドやプラチナといった貴金属、ダイヤなどの宝石類が該当します。
これらを総合的にチェックした上で、ジュエリーの査定額は算出されるのです。
イニシャルを消す方法
「買取不可になるかもしれないなら、イニシャルを消してから査定に出したい」
とお考えの方もいることでしょう。
アクセサリーのリフォームや修理をしている会社に依頼すれば、以下の方法でイニシャルを消すことが可能です。
- レーザーを照射して消す
- 研磨をして表面を削って消す
- ロー材を刻印部分に流し込んで消す
- 共付けで消す
最もメジャーなのは、レーザー照射で刻印を消す方法です。
ジュエリーに直接レーザーを照射して金属を溶かし、刻印を消します。
複雑な刻印にも対応可能で、サイズや金属量が変わらず仕上がりもキレイなため多くの業者で使われています。
ちなみに、一番低コストで刻印を消す方法は「研磨」ですが、表面を削ることになるので金属量が減ってしまいます。
また、複雑な刻印だと作業が難しくなるほか、薄い形状のジュエリーに対しては使えません。
なお、上記の方法はいずれもプラチナやゴールド、シルバーといった貴金属にのみ対応しています。
金属アレルギーの人でも使える素材として人気の「チタン」や「ジルコニウム」には使えない方法なので、注意してください。
- イニシャル入りのブランド品は買取額が下がりやすい
- 付属品や状態でもチェックされるため、きちんと保管すること
- イニシャルを消す方法はあるので検討する価値あり!
イニシャル入りの財布やバッグのケース
続いて、イニシャル入りのブランド財布やバッグの買取についてみていきましょう。
財布やバッグの場合、「イニシャルが入っている場所」「イニシャルを入れた方法(消去可能かどうか)」という点がポイントになってきます。
自分で書いたイニシャルは要注意
ご自分でマジックや刺繍でイニシャルを入れている場合、残念ながら査定額は大幅に下がってしまうでしょう。
正規店の名入れサービスなどで刻印されたものとは異なるので、商品のブランド価値を下げてしまう要因になるんです。
買取価格は、通常よりも半額近く減ってしまうことがほとんどです。
イニシャルを入れている場所や文字サイズによっては、査定できないと判断されるケースもあります。
また、正規店以外の名入れサービスを利用した場合も同様に、査定額に大きく影響してきます。
内側にイニシャルがある場合
バッグの内側、財布の内側にイニシャルを入れている場合も、買取価格はやはり下がってしまう傾向にあります。
特に、財布の内側にイニシャルが入っていると、バッグよりも減額幅が大きくなりやすいです。
さらに、バッグ・財布に関しては汚れやキズ、劣化も重要な査定ポイントです。
こちらは日頃から汚れを拭き取ったり日の当たらないところに保管したりといったメンテナンスを行っていれば、査定額の減少を抑えやすくなります。
これだけでも査定額が変わることは多いですよ。
ネームタグのイニシャルなら安心?
ネームタグは、小物類やバッグの持ち手部分に付属しているアイテム。
ブランド名やロゴが刻印されているので、「このブランド品は本物ですよ」という証明にもなるんです。
正規店で購入すると、無料のイニシャル入れサービスを行っているブランドショップもありますよね。
自分のイニシャルが入っているブランド品は特別感があるので、プレゼントする際にも喜ばれる演出です。
なお、ほとんどの場合、ネームタグにイニシャルが入っていても、買い取り額に大きな影響はありません。
ネームタグは取り外してしまえばいいだけなので、商品本体の価値はほぼ変わらないんです。
- 自分でイニシャルを入れた場合、買取額大幅ダウンの可能性あり
- 鞄や財布の内側にイニシャルがある場合も同様
- ネームタグなら買取額に影響なし
イニシャル入りのルイヴィトンの買取について
イニシャルが入っていても、『ルイヴィトン』なら基本的に問題なく買い取ってもらえます。
ルイヴィトンの公式サイト、あるいは全国のルイヴィトン店で対象製品を購入すると、イニシャルを3文字まで入れられる「ホットスタンピング(焼印)」サービスを受けられます。
文字のカラーバリエーションが豊富で好きな色を選べるので、対象製品購入時に利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、イニシャルを入れた後はどのような理由があっても返品・交換不可になるのですが、買取は可能です。
イニシャル入りだと価格が下がる理由
既述した通り、ルイヴィトン製品はイニシャルが入っていても買取可能です。
しかし、買取価格は通常よりも安くなるということを認識しておいてください。
なぜイニシャル入りは安くなるのかというと、買い手がつきにくくなるというのが理由です。
そもそも、「イニシャルを入れる=自分の物という証」でもあります。
同じイニシャルの人であれば抵抗感は少ないかもしれませんが、そのような人がすぐに現れるとは限りません。
したがって、需要が下がってしまうのが、買取価格ダウンの理由です。
また、ブランド品の価値は常に変動しています。
すぐに売れるか分からないイニシャル入りのブランド品は、買取時より売却時の方が安くなってしまうかもしれない(損益になる)というリスクもあるんです。
イニシャル入りでも高く売るコツ
イニシャル入りのヴィトンアイテムを高く売るコツは主に4つです。
- 付属品も一緒に査定に出す
- 不要になったら早めに手放す
- 査定前に軽く手入れをする
- ブランド品専門の買取業者に依頼する
製品を購入すると、外箱や保証書、保存袋などの付属品がついてきます。
たとえば、2WAYタイプのバッグであれば、ショルダーストラップなどもついているはずです。
こういった購入時に付いてきた付属品や領収書は査定ポイントに含まれるので、手元に残っている場合は一緒に査定へ出しましょう。
また、不要になったら早めに手放すというのも高く売るためのコツです。
新作アイテムは、売りに出す時期が早ければ早いほど高価買取が期待できますよ。
そして、査定へ持ち込む前に軽く手入れをしておくのも大切なポイント。
ホコリを取り除いたり、タオルで簡単に拭いて汚れを落としておきましょう。
もし、イニシャル入りアイテムを売るのであれば、ブランド品専門の買取業者に依頼しましょう。
そもそも、リサイクルショップでは「イニシャル入り」というだけで査定対象外にされてしまう可能性があります。
ブランド品専門の買取業者ならプロの鑑定士が査定してくれるので、適正な価格で買い取ってもらえます。
- ルイ・ヴィトンのイニシャルサービスは買取不可になる可能性が低い
- 買取額ダウンに繋がることには注意
- ブランド品専門店なら問題なく買取可能
イニシャルは入れない方が無難
ジュエリーだけでなく、バッグや財布も、イニシャル入りだと通常より買取価格が安くなる傾向にあります。
そのため、売りに出す可能性が少しでもあるなら、イニシャルは入れない方が無難といえるでしょう。
しかし、自分のイニシャルが入ったアイテムは愛着がわきますし、魅力的ですよね。
判断は自由ですが、「付属品を一式揃えて保管しておく」「ブランド品専門の買取業者に査定に出す」などのポイントをおさえて、少しでも高価格での買取を目指しましょう!
ブランド品買取を専門とするMARUKA(マルカ)では、イニシャル入りのブランド品でも買取可能です。
イニシャル入りのブランド品でも、きちんと状態や品質を見極め、適切な価格で買い取らせていただきます。
イニシャル入りのブランド品を手放したいときは、ぜひMARUKA(マルカ)をご利用ください。