ルイヴィトンのシリアルナンバー(製造番号)がない?刻印場所と読み方を紹介

数あるブランドの中で、代表格ともいわれている「ルイヴィトン」
そんなルイヴィトンには、シリアルナンバーというものが刻印されているのをご存じでしょうか。
シリアルナンバーは、ブランドの真贋を確認するひとつの判断材料になり得るものです。

そこで今回は、ルイヴィトンのシリアルナンバーについて詳しくご紹介します。
「自宅にあるルイヴィトン製品の価値が知りたい」「ユーズドのルイヴィトンを買おうか迷っている」という方は、ぜひチェックしてみてください。

 

目次

ルイヴィトンのシリアルナンバーってなに?

ルイヴィトンのシリアルナンバーとは、アルファベットと数桁の数字を組み合わせた製造番号です。
以下では、シリアルナンバーで何がわかるのか、型番との違いについて解説します。

シリアルナンバーは製造時期と国がわかる

シリアルナンバーには、アルファベットと数字が刻印されています。
アルファベットは製造国を、数字は製造年代や時期を表しています。
たとえば「SP2035」のように、アルファベットと数字が記載されているものがシリアルナンバーです。

なお、シリアルナンバーの読み方については後述しているので、ぜひご覧ください。

シリアルナンバーと型番は違うもの

シリアルナンバーと型番は同じだと捉えられがちですが、それぞれ違った意味を持ちます。

前述したように、シリアルナンバーは製造時期と国を判別できる製造番号です。
製造時期や国が同じであれば、シリアルナンバーも同じになります。
それに対し、型番は、「製品モデルの種類」を判別できる番号です。
たとえば「M40155」のように、MやNから始まるアルファベット1文字と数字が記載されているのが型番です。
例に挙げた型番であれば、ルイヴィトンの「ネヴァーフルPM」ということがわかります。

同じモデルであっても色やサイズによって型番が異なるので、インターネットで検索するときに覚えておくとスムーズに探せて便利です。

なお、型番は主にマフラーキーリングなどに刻印されています。
バッグや財布には記載されていないので、シリアルナンバーと両方刻印されている場合は、偽物の可能性があります。

2020年から製造番号が廃止されていた

近年生産されたルイヴィトンの製品には、シリアルナンバーが刻印されていないものがあります。
なぜなら、ルイヴィトンが2020年からシリアルナンバーを廃止し、ICチップでの商品管理を進めているからです。
コピー品の流出を防いでブランド価値を維持することを目的にICチップを取り入れているため、「シリアルナンバーがない製品は偽物」というわけではありません。
ICチップは生地の内側などに埋め込まれており、専用のスキャナーで読み取れます。

なお、ルイヴィトン製品の本物・偽物の見分け方に関しては、以下の記事で紹介しています。
お手持ちのルイヴィトンが本物かどうか気になる方はぜひ読んでみてください。

ルイ・ヴィトンにおける本物・偽物の見分け方とは?チェックポイントを押さえよう

シリアルナンバーのアルファベットから分かる製造国一覧

前述したように、ルイヴィトンのシリアルナンバーにはアルファベットが刻印されています。
このアルファベットを見ることで、どの国で作られたかわかります。

フランス
AA AC AH AN AR
AS BA BJ BU CT
CO CV CX DR DU
DT ET FL GR IT
LA LM MB MI MM
MS NO RA RE RI
SA SD SF SL SN
SP SR TA TH TJ
TN TR TS VI V.I.
VX AAS(スペシャルオーダー品) A0 A1 A2(例外として数字使用)
スペイン
BC CA CF CR GI
LB LM LO LW UB
イタリア
BA BC BO CE CL
FA FH FK FN FO
FP FJ FY LE MA
NQ NZ OB PL RE
RC RO ST TB TD
ドイツ
LP OL
スイス
DI FA
アメリカ
FC FH FL LA OS
SD TX
その他
DK(正規店で修理された製品に刻印)

上述した表を見ると、ルイヴィトンはあらゆる国で製造されていることがわかります。
なお、製造国は異なってもアルファベットが同じ場合があります。
そのときは、ルイヴィトン製品に刻印されている“made in○◯(国名)”をチェックしましょう。
国名とシリアルナンバーが一致していない場合は、偽物の可能性があります。

シリアルナンバーの数字から分かる製造時期

シリアルナンバーの数字からは、「アイテムがいつ作られたか」ということがわかります。以下では、その製造時期の読み取り方について説明します。

●1980年代

数字のみの表記
【例:843 → 1984年3月】

●1985年〜

アルファベット+数字

数字+アルファベット

【例:AA863 → フランス製 1986年3月】

●1990年〜2006年

アルファベット+数字4桁

数字1・3番目で製造月、2・4番目で製造年

【例:AA0932 → フランス製 1992年3月】

●2007年〜

アルファベット+数字4桁

数字1・3番目で製造週、2・4番目で製造年

【例:AA4165 → フランス製 2015年46週】

※閏年などで変化しますが、1年は52〜54週あります。

製造時期を遡ると、ルイヴィトンは大変歴史のあるブランドということを改めて感じるでしょう。
ルイヴィトンの歴史を紐解いてみたいという方は、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

ルイヴィトンの歴史って?代表的な模様であるモノグラムの由来なども解説!

シリアルナンバーはどこにあるの?

ルイヴィトン製品をお持ちの方の中には、「昔購入したものなのにシリアルナンバーが見つからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、刻印のある場所と探す際のポイントをご紹介します。

刻印のある場所が複雑なことも

まず、押さえておきたいのが「製品によって刻印のある場所が複雑で、シリアルナンバーが見つけにくい」ということ。
なぜなら、シリアルナンバーはカスタマーサービス利用時に店舗側が製品を確認するためのものだからです。
つまり、顧客側が確認することを前提としているわけではないのです。
そのため、2020年よりも前に製造されたルイヴィトン製品で、シリアルナンバーが見当たらなくても偽物ということはありません。

探す際のポイント

では、シリアルナンバーは主にどの辺にあるのでしょうか。
刻印のある場所と探す際のポイントは以下のとおりです。

刻印のある場所 探す際のポイント
バッグの内側 「バッグの内側にある収納ポケットの裏側」「バッグの内側にあるヌメ革のタグ」を重点的にチェックしましょう。
ファスナー近くの隅 裏地がスエードのような素材のバッグは、ファスナー近くの隅に刻印されていることが多いため、そこを重点的にチェックするのがポイントです。
縫い目付近 シリアルナンバーが縫い目ギリギリに刻印されていることもあります。その場合は非常に見えにくいため、開閉口を広げてから探すのがポイントです。

なお、シリアルナンバーを探す際にバッグの開閉口を広げるときは、製品を傷めないよう注意しましょう。

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ルイヴィトンのシリアルナンバーは、アルファベットと数桁の数字から構成されています。2020年から製造番号が廃止されてICチップに置き換わってきているため、そもそもシリアルナンバーが刻印されていない製品もあるでしょう。
とはいえ、市場に出回っているルイヴィトンは2020年以前に製造された製品が多く、シリアルナンバーが刻印されているものがほとんどです。
そのため、2020年以前に製造されたルイヴィトン製品をお持ちで、「シリアルナンバーを探したい」という方は、今回ご紹介した刻印場所を重点的にチェックしてみてください。

なお、MARUKA(マルカ)ではルイヴィトン製品の高価買取に力を入れています。
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