Moon of Baroda(ムーンオブバローダ)は24.04ctのペアシェイプカットされたカナリーイエローダイヤモンドです。なんといってもこのダイヤモンドはマリリン・モンローが映画「紳士は金髪がお好き」(Gentlemen Prefer Blondes)でつけていた事もあり大変有名になりました。その後もいろいろなブランド、メーカーからもこのMoon of Baroda(ムーンオブバローダ)を模した商品やそのものずばり「Moon of Baroda」という名前をつけたアクセサリーが販売されました。しかし当然ながらそれらはデザインを模しただけでメインのこのペアシェイブのイエローダイヤモンドの大きさも質も比べるほどでもないものがほとんどです。
このMoon of Baroda(ムーンオブバローダ)はインドのバローダ(現在のVadodara)で発見されたことにより命名されました。長くバローダの地元のマハラジャであるGaekwad家(ガイクワド王家)が保有していましたが後にオーストリア皇后であるマリア・テレジアに献上されヨーロッパへと渡りました。その後19世紀中頃にMoon of Baroda(ムーンオブバローダ)は元のガイクワド家に返却され、20世紀初頭に当時のマハラジャ「Savajirao Gaekwad」がこれを売り払ってしまいます。
そして1940年代にメイヤージュエリーカンパニー(Meyer Jewelry Company)の社長であったMeyer Rosenbaum氏がこれを手に入れ上述の通りマリリン・モンローにこれを贈ったことで大変有名になりました。このダイヤモンドを身に着けた人間は歴史に名を遺す、という伝説がありマリリン・モンローがそれを証明したともいえます。
このダイヤモンドは「マリリン・モンローが愛したダイヤモンド」ということで世界中で大人気となり、日本でもマリリン・モンロー展のような展示会などがあると貸し出され展示されることもあります。2005年などには大丸百貨店などで開催された展示会で展示されたこともあります。
24カラットのペアシェイブのイエローダイヤモンド。このMoon of Baroda(ムーンオブバローダ)でなくても買取をするとしたら一体どれぐらいの値段がつくのでしょうか?
ダイヤモンドはご存知の通りもともと希少な鉱物です。そしてこれもご存知かと思いますがダイヤモンドの価値を決定づける4Cといわれるカラット(重さ=大きさ)、カラー、クラリティ(質=不純物の有無)、カットというグレード付けがあるのですが、特にクラリティにおいて小さな物ならその中に不純物を含まない、もしくは顕微鏡で拡大してやっと発見できる程度の物もありますが(通常ではVVS1が最高)これが大きくなればなるほど不純物が混じる可能性が増します。
ですので1カラットのダイヤモンドの値段と10カラットの同じカラー・グレード・カットのダイヤモンドの値段は単純に10倍ではなくさらにその何倍にも跳ね上がります。ましてこういったカラーダイヤモンドで大きいものの買取となると天文学的な数字となり、またこのMoon of Baroda(ムーンオブバローダ)のようにマリリン・モンローが使用していたとなると別のプレミアムもつくので通常の査定枠ではなく一つの作品としてオークション等でしか値段は決まりません。
MARUKAではダイヤモンド買取に関しては質屋として昭和28年から続いた70年以上の歴史の積み重ね、実績があります。査定士たちには正確にダイヤモンドのグレードを見極める目を養い鑑定書・鑑別書がなくてもきちんと査定してそのなかで最高の価格で買取をさせていただきます。
MARUKAは現在京都のみならず東京にも出店し、全国でダイヤモンド高価買取を実施しています。