クロノスイス

伝統的なスイスウォッチへの敬意をこめて設立されたドイツの高級腕時計メーカー、「クロノスイス」。
コインエッジやオニオンリューズなど、モダンなデザインの腕時計が特徴的で、現在生みの親である「ゲルト・リュティガー・ラング」は引退し、新たに「エブシュタイン夫妻」によって経営が引き継がれていますが、クロノスイスの確変ではなく、方向性を変えず今ある物を進化させる形で進めています。ただ新たに挑戦していることもやはりあります。クラシックなモデルだけでは、若い層にはなかなか受けないといったこともあるので、あくまで伝統を重んじながらも新たなタイムピースの展開も考えられています。
クラシックなモデルなら、コンテンポラリーモデル「パシフィック」、クラシックモデル「カイロス」、「シリウス」、若年層に人気のスポーツライン「タイムマスター」。エブシュタイン夫妻はこの4つのコレクションを柱として再編しています。
2010年よりコレクションに加わったシリウスは、ケースサイドにコインエッジ、オニオンリューズのクラシックスタイルです。シェル文字盤ムーンフェイズの「ムーンフェイズ ダイヤモンド」、「デイデイト マニュファクチュール」、コンプリケーションモデル「クロノグラフ スケルトン」、ギョーシェ彫りが美しい「アーティスト」など様々な機能、デザインで発表されています。
そして「バーゼル2016」で発表された新型シリウス、「フライング レギュレーター マニュファクチュール」は、時針、分針、秒針がそれぞれ別に配置され、美しいギョーシェ文字盤の上を浮いているような設計になっています。また、フラットなサファイアガラスではなく、ドーム型のサファイアガラスを使っていて、ダイアルもより3D感があり、絶妙なカーブを描いたハンドと、とても美しく、個性的なデザインになっています。
これはまさに進化の形と言っても良いのではないでしょうか。
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