グランドコンプリケーション 3755PR
アブラハム・ルイ・ブレゲは腕時計の歴史を200年縮めたといわれるほどの天才で有名です。あのマリーアントワネットがブレゲの腕時計を愛用していたことでも有名です。そんなブレゲの数々の発明の中でも特に有名なのは今でも超絶的技法を必要とする1975年に発明された「トゥールビヨン脱進機」ではないでしょうか。フランス語でトゥールビヨンは「渦」「旋風」などの意味があります。この「トゥールビヨン」とは簡単に言えば「姿勢差」による時間のずれを無くす特殊な装置になります。地球には重力があり内部機構全体を回転させてその重力を分散させる機構のことですね。このトゥールビヨンは超絶的技法を用いないと作れない為、もちろんトゥールビヨン機構がついているだけで超高額な値段になってしまいます。それほど複雑なもので今ではステータスの一部にもなっています。普通の人間が重い浮かばないような超絶的な技法を次々と発明したのがこのブレゲです。他にも有名なものは永久カレンダー機構(パーペチュアルカレンダー)やミニッツリピーター機構などがあります。永久カレンダーとはその名のまま永久的にカレンダーが閏年も含め自動的に補正するという複雑なもので、ミニッツリピーターはチーンチーンという音によって時刻を知らせてくれる機構になります。その他クロノグラフやツインバレルもブレゲの発明の一つなんですね。これらの機構は電池などは一切使わず動力だけで行うので、製造するのにも莫大な時間と労力がかかる為、一つでも機構が入っていると軽く1000万円を超えてしまうものになる、ということになるのですね。これらを俗にコンプリケーション系などと呼んだりします。このブレゲグランドコンプリケーション3755PRはブレゲの中でも最高峰に位置づけられ、プラチナのケースの中には先程のトゥールビヨン・永久カレンダーの二大超絶機構、そして50時間のパワーリザーブを詰め込んだまさにブレゲの発明の傑作と言っても過言ではないでしょうか。グランドコンプリケーションは世界三大時計と知られるオーデマピゲのグランドコンプリカシオン25865(永久カレンダー・ミニッツリピーター・スプリットセコンド・ムーンフェイズ・クロノグラフ)やパテックフィリップのグランドコンプリケーション5970(永久カレンダー・クロノグラフ・トリプルカレンダー・ムーンフェイズ)も有名で時計界では頂点と言われています。コンプリケーションを発明したブレゲのグランドコンプリケーションは今もなお進化を続けています。
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