赤地友哉は重要無形文化財(人間国宝)の保持者で石川県金沢市出身の日本の漆芸家です。
本名は赤地外次と言います。赤地友哉は1906年に桧物師を営む三男として生まれました。
しかし家業は継ぐことはなく、金沢市の塗師であった新保幸次朗に師匠として五年間修行をして塗の基本を学び髹漆を習得します。髹漆とは漆塗において蒔絵や螺鈿の装飾をする前の下地で上塗りをする技法で漆塗りの基本的です。そのころに遠州流の吉田一理に茶道も学んでいます。
そして、上京してからは日本橋の塗師渡辺喜三郎を師匠として修行に励み、一方では遠州流の家元 小堀宗明に茶道も学んでおりこの頃に同流に因んで名を友哉と言うようになりました。その後、独立してからは京橋や日本橋で茶器などの高級茶道具の制作をしていました。また蒔絵師の植松包美の元で蒔絵箪司の髹漆の仕事のも携わり、蒔絵についても学んで絵いました。
戦後になると日本伝統工芸展を中心に作品を出品していき活躍します。伝統的な髹漆の技法を基本として桧物師の輪積みをとりいれた曲輪造りの技法によって独自の作風を確立していきます。
この技法は元々の赤地友哉の家業であった桧物師の技法からヒントとしており乾燥によるゆがみを曲輪同士のすき間で吸収することにより柔構造をもっているので、器全体を壊さない手法で曲輪の一本づつを下地から上塗りまでを完成させてから組み上げる為に、構造自体を新しい工夫で制作するという伝統漆芸に今までなかった機能性を取り入れた技法として高い評価を得ることに成功しました。
赤地友哉の作品は漆を塗ったままで仕上げや漆独特の光沢があって刷毛目のあとの美しさを活かした花塗を得意の技法としています。また、一つ技法に捉われず多彩な作風でも知られています。その後は数々の賞を受賞していき、1984年に78才で亡くなられるまで石川県立輪島漆芸技術研修所の講師や日本文化財漆活会副会長なども務めました。
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赤地 友哉(あかじ ゆうさい)
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