加守田章二は大阪府岸和田市出身の昭和から平成にかけて活躍した陶芸家です。
陶芸家としては初めてとなる高村光太郎賞を受賞しています。独特のデザインと造形美で知られる加守田章二の作品は日常使いができながらもアート性の高い作品で知られています。現代陶芸の新しい分野に挑戦して彩陶壷や曲腺彫文壷などの斬新で奇想天外な作品で表現しています。日本工芸会正会員をやめてまで創作陶芸に人生を捧げた陶芸家として有名です。
加守田章二の本名は勇と言います。17歳の時には油彩画を中心に制作しており、第3回大阪府立高等学校展でホルベイン賞や岸和田市文化祭総合市民展で部奨励賞を受賞するなど早くも才能を開花させていき芸術の分野への道を極めて行きたいという思いが次第に強くなっていきました。その後、京都市立美術大学工芸科陶磁器専攻に入学することになり、近藤悠三助教授、富本憲吉教授、岩淵重哉助手などから陶芸の基礎など様々な教えを学び本格的に陶芸の道に進むことになります。
京都市立美術大学工芸科陶磁器専攻を卒業した後は日立製作所に入社し、大甕陶苑技術員、として作陶に専念していきその後、益子で日立社員として塚本製陶所の研究生になっております。そして日立製作所を退社すると栃木県益子に窯を築き、独立に成功します。その後、岩手県遠野に窯を築くと加守田章二の新しい陶芸への挑戦より色彩波状文様や曲線彫文を手ひねりの多面体にほどこした作品を中心に作陶するようになりました。
こうして加守田章二は、何処の美術団体にも所属することなく百貨店などで開催される個展などを中心に作品を発表していき、数々の賞を受賞して入選を繰り返していき名声を高めていきました。しかし49歳と若さで白血病によりこの世を去ってしまいました。
加守田章二の作品は、土という素材を追及して独創的で生命感が溢れるアート的な作品だったことから現在活躍する陶芸家たちに大きな影響を与え続けています。マルカでは加守田章二の作品を買取してます。
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加守田 章二(かもだ しょうじ)
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