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太田 儔(おおた ひとし)

太田 儔(おおた ひとし)

太田儔は岡山県出身の昭和から平成にかけて活躍している漆芸家です。
また蒟醤(きんま)で重要無形文化財(人間国宝)に認定されていることで知られています。
太田儔は昭和11年岡山市で生まれています。
岡山大学教育学部特設美術科入学して教授をしていた重要無形文化財(人間国宝)である漆芸家の磯井如眞と出会ったことがキッカケとなって昭和28年より11年間内弟子として漆工芸について学んでいます。そして本格的に漆芸の道に進んでいくことになりました。
蒟醤とは漆器に装飾をする技法の一つで、漆を塗っている地の部分に彫刻刀で模様を彫り、その彫り口に色漆を入れることで埋めていき平らにする技法です。
元々、この技法は江戸時代後期に高松藩の玉楮象谷が中国などの籃胎漆器を研究して制作した技法で、その技法を磯井如真が再現に成功しました。
太田儔は、この蒟醤を研究して創案して生まれた技法が布目彫り蒟醬と言う技術力が問われるオリジナルに溢れる技法を使った素晴らしい作品を制作しています。
布目彫り蒟醬は、大変緻密な作業で進められています。まず蒟醬の技法で装飾した模様の周りに1mmの線の中に3~4本を線彫りしてそれに縦、横、斜めと様々な色漆を繰り返し埋めていく技法で漆色を混ぜあわせることなく、色彩をかさねる事で、奥深い絵画のような繊細な美しい色の表現を可能にした技法です。
しかし、この技法は大変手間や時間が掛かる作業を要する為に太田儔の作品は年に2点から3点程しか制作することができないので貴重とされています。
また、竹の皮を取ってから籠状に編んだ高松漆器古来の素地の名を籃胎と言いますがその籃胎が漆器の素地に最も適している為、研究を重ねてそして独自に考案したのが通常の籃胎よりも硬くて丈夫にする為に二重編みの技法で、これによってすでに途絶えてしまった籃胎の技法を見事復活させ成功した事でもしられています。
こうして沢山の時間をかけて制作された太田儔の作品は、数々の賞を受賞して漆芸の伝統を受け継いでいくのと共に新たな領域を開拓することに成功しました。
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